エミリの小さな包丁

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年06月14日
判型:
文庫判
ページ数:
416
ISBN:
9784041080542
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エミリの小さな包丁

  • 著者 森沢 明夫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年06月14日
判型:
文庫判
ページ数:
416
ISBN:
9784041080542

傷ついた心を癒やしてくれたのは、おいしいごはんとおじいちゃんだった。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。 ※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

プロローグ
第一章 猫になりたい カサゴの味噌汁
第二章 ビーチサンダル アジの水なます
第三章 彼女の毒 サバの炊かず飯
第四章 夜のブランコ チダイの酢〆
第五章 失恋ハイタッチ サワラのマーマレード焼き
第六章 やさしい武器 黒鯛の胡麻だれ茶漬け
エピローグ

文庫版あとがき

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【2023年06月29日】"祖父"という存在が導く、心あたたまる物語。「祖父小説5選」


「エミリの小さな包丁」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 何もかも失ったエミリ。逃げるように祖父のところに。朴訥な祖父の大三さんとの生活。大三さん、やはり孫がかわいいらしく、不器用ながらエミリを見守る。大三さんだけではない。町の人々の優しさが、エミリの傷を癒 何もかも失ったエミリ。逃げるように祖父のところに。朴訥な祖父の大三さんとの生活。大三さん、やはり孫がかわいいらしく、不器用ながらエミリを見守る。大三さんだけではない。町の人々の優しさが、エミリの傷を癒してくれる。そして、人の優しさだけではない。どんな気持ちでも、美味しい料理が心を救ってくれる。大三さんの料理が食べたい。房総の町で人と触れあいたい。「世界は変えられなくても、気分は変えられる」なんて、いい言葉なんだ。やはり、森沢明夫の小説は最高である。本を読み終えたとき、凜、凜、と風鈴の声が聞こえてきたよ。 …続きを読む
    しんごろ
    2024年02月29日
    312人がナイス!しています
  • 房総の漁師飯や魚介の家庭料理が、本当に美味しそう。走ってきた人生の道程を、ちょっとだけ外れてひと休み。おじいちゃんや田舎の漁村に暮らす人たちの優しさ、美しい海や自然の恵みである魚介や野菜の美味しさに癒 房総の漁師飯や魚介の家庭料理が、本当に美味しそう。走ってきた人生の道程を、ちょっとだけ外れてひと休み。おじいちゃんや田舎の漁村に暮らす人たちの優しさ、美しい海や自然の恵みである魚介や野菜の美味しさに癒されて、また、もとの道程に戻っていく女性の物語。おじいちゃんとおばあちゃんの思い出の品である“風鈴”、その二人と母の思い出の品である“包丁”、父と娘の思い出の品であるを“ウクレレ”などが、主人公とバラバラになった家族をつないでくれる。昔流行ったさんまさんの『心はロンリー気持ちは「…」』を彷彿とさせられました。 …続きを読む
    niisun
    2019年07月21日
    155人がナイス!しています
  • 数あるほっこり名作揃いの中でも、かなりほっこり度が高いと思われる本作です。ココロにキズを負ってやむなく祖父が一人で暮らす田舎の港町へやってきた「エミリ」。15年ぶりに再会した祖父はかなり寡黙な人で、なか 数あるほっこり名作揃いの中でも、かなりほっこり度が高いと思われる本作です。ココロにキズを負ってやむなく祖父が一人で暮らす田舎の港町へやってきた「エミリ」。15年ぶりに再会した祖父はかなり寡黙な人で、なかなか距離感のつかみにくい人です。しかし、二人で少しずつ会話しながらも並んで作る料理の時間は、お互いの距離をぐっと縮めてくれるように。そんなシンプルな暮らしの中で地元の人々との交流も、彼女の支えとなり、少しずつ彼女は癒されていきます。とにかく物語の最初から最後まで、料理の描写が秀逸で、お腹が好いてしまいます。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2021年09月12日
    151人がナイス!しています

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