ミネルヴァとマルス 下 昭和の妖怪・岸信介

ミネルヴァとマルス 下 昭和の妖怪・岸信介

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年03月29日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041074268

ミネルヴァとマルス 下 昭和の妖怪・岸信介

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年03月29日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041074268

岸信介vs田中角栄!平成が終わるいま読むべき、昭和史小説の新たな金字塔

巣鴨プリズンから生還し、政界に蘇った男の激闘――。

いまに連なる「昭和」に、何が起きたのか?
真の独立国家再建を目指した政治家・岸を通じて描く、渾身の歴史小説!

A級戦犯容疑で投獄されたものの、不起訴処分で巣鴨プリズンから釈放された岸信介。
大国のエゴとエゴがぶつかり合う戦後世界において、岸は文人政治家として、日米安全保障条約の改定や、自主憲法の制定、二大政党制の実現を目指して動き出す。
だがそこには、途方もない困難が立ちはだかる。
アメリカの野望。マスメディアの批判。自宅まで押し寄せるデモ隊。党内外の争い。そして弟・佐藤栄作のもとで勢力を伸ばす田中角栄――。

昭和六十二年、満九十歳でこの世を去るまで政治の表裏に関わり、「昭和の妖怪」と呼ばれた男の波乱の生涯!
巣鴨プリズンから生還し、政界に蘇った男の激闘――。

いまに連なる「昭和」に、何が起きたのか?
真の独立国家再建を目指した政治家・岸を通じて描く、渾身の歴史小説!

A級戦犯容疑で投獄されたものの、不起訴処分で巣鴨プリズンから釈放された岸信介。
大国のエゴとエゴがぶつかり合う戦後世界において、岸は文人政治家として、日米安全保障条約の改定や、自主憲法の制定、二大政党制の実現を目指して動き出す。
だがそこには、途方もない困難が立ちはだかる。
アメリカの野望。マスメディアの批判。自宅まで押し寄せるデモ隊。党内外の争い。そして弟・佐藤栄作のもとで勢力を伸ばす田中角栄――。

昭和六十二年、満九十歳でこの世を去るまで政治の表裏に関わり、「昭和の妖怪」と呼ばれた男の波乱の生涯!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

下巻 目次

  第十五章 幽囚の日々  
  第十六章 鮪は巣鴨にかぎる  
  第十七章 主権回復  
  第十八章 大いなる挫折  
  第十九章 嘘も方便  
  第二十章 鳩山内閣誕生  
  第二十一章 両岸と呼ばれて  
  第二十二章 乃公出でずんば  
  第二十三章 宰相の座 
  第二十四章 躓き  
  第二十五章 昨日の敵  
  第二十六章 五月十九日  
  第二十七章 退陣  
  第二十八章 車夫馬丁の類 
  第二十九章 昭和の妖怪

同じシリーズの作品

「ミネルヴァとマルス 下 昭和の妖怪・岸信介」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 凄まじい小説だった。巣鴨プリズンで二年を過ごした岸信介。政界に繰り出すも、苦難の連続。吉田茂、池田勇人、実の弟佐藤栄作、そして田中角栄。協調や対立を繰り返しながらも、岸は理想を求めて、国のために前進し 凄まじい小説だった。巣鴨プリズンで二年を過ごした岸信介。政界に繰り出すも、苦難の連続。吉田茂、池田勇人、実の弟佐藤栄作、そして田中角栄。協調や対立を繰り返しながらも、岸は理想を求めて、国のために前進し続ける。感じたのはメンタルの異様に強い人物だということ。安保闘争の時代に首相としての役割を果たそうとしたのだからかなりのものだ。綺麗なだけの政治家ではない。彼らにとっての“当然”が奇怪なものに映ることがある。だが、国のために身を粉にした人々はいた。国のための変化と挑戦。それは、現代にも引き継がれている。 …続きを読む
    サケ太
    2019年11月16日
    22人がナイス!しています
  • 激動の時代。上手く立ち回った奴が生き残れる。戦後間もないこの時に政治は既にショーのようなモノだった 激動の時代。上手く立ち回った奴が生き残れる。戦後間もないこの時に政治は既にショーのようなモノだった
    2019年05月26日
    21人がナイス!しています
  • 東大卒、革新官僚、満州国、東條内閣、巣鴨プリズン、公職追放、党派対立、安保闘争と昭和の妖怪の生涯を描いた政治小説。昭和期の政治の担い手たちの動きが活き活きと伝わってくる。岸はいわゆるコミュ強で、現実主 東大卒、革新官僚、満州国、東條内閣、巣鴨プリズン、公職追放、党派対立、安保闘争と昭和の妖怪の生涯を描いた政治小説。昭和期の政治の担い手たちの動きが活き活きと伝わってくる。岸はいわゆるコミュ強で、現実主義者だが大きな理想を掲げ、楽天的故に傲慢に見られるなど、吉田茂との共通点も多い。弟栄作との関係も面白い。締めくくりのエリート岸とは真逆の、無教養な男角栄との対比は見事。 …続きを読む
    かんがく
    2020年01月31日
    14人がナイス!しています

powered by 読書メーター

著者紹介

中路 啓太(なかじ けいた)

1968年東京都生まれ。2006年『火ノ児の剣』でデビュー。
15年『もののふ莫迦』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞し、16年には『ロンドン狂瀾』が山田風太郎賞の候補作となる。

この著者の商品

最近チェックした商品