千夜千冊エディション 情報生命

千夜千冊エディション 情報生命

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044004132
label

千夜千冊エディション 情報生命

  • 著者 松岡 正剛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044004132

本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。生命は情報である。

生命は情報である。情報高分子から生体が創発(エマージェント)した。
地球も遺伝子も、そもそもは物質で構成されているのだが、
そのどこかから、生―情報系がふいに躍り出た。
だったら、まだ躍り出ていない情報生命があっても、おかしくない。
フクザツな地球生命圏の中に、いっぱいのザツが爆ぜている。
生命は情報である。情報高分子から生体が創発(エマージェント)した。
地球も遺伝子も、そもそもは物質で構成されているのだが、
そのどこかから、生―情報系がふいに躍り出た。
だったら、まだ躍り出ていない情報生命があっても、おかしくない。
フクザツな地球生命圏の中に、いっぱいのザツが爆ぜている。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 主上・情報・再魔術
アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終わり』428夜
J・G・バ ラード『時の声』80夜
ブライア ン・W・オールディス『地球の長い午後』538夜
ジームズ・ラヴロック『ガイアの時代』584夜
グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学』446夜
モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』1241夜

第二章 生命と遺伝子
エルヴィン・シュレディンガー『生命とは何か』1043夜
A・G・ケアンズ スミス『遺伝的乗っ取り』1621夜
アントワーヌ・ダンシャン『ニワトリとタマゴ』598夜
リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』1069夜
マット・リドレー『やわらかな遺伝子』1620夜
中村桂子『自己創出する生命・ゲノムが語る生命』1618夜
スーザン・ブラックモア『ミーム・マシーンとしての私』647夜

第三章 創発するシステム
マトゥラナ&ヴァレラ『オートポイエーシス』1063夜
蔵本由紀『非線形科学』1225夜
清水博『生命を捉えなおす』1060夜
ジョン・キャスティ『複雑性とパラドックス』1066夜
スチュアート・カウフマン『自己組織化と進化の論理』1076夜

第四章 サイバー・ヴェロシティ
ルネ・デュボス『内なる神』10夜
ジャスパー・ホフマイヤー『生命記号論』1616夜
デイヴィッド・ピート『シンクロニシティ』805夜
ジョン・C・リリー『意識の中心』207夜
ティモシー・リアリー『神経政治学』936夜
フィリップ・K・ディック『ヴァリス』883夜
デヴィッド・ストーク編集『HAL伝説』91夜
ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』62夜
ハキム・ベイ『T.A.Z』1117夜
マーク・デリー『エスケープ・ヴェロシティ』230夜
チャールズ・ペレグリーノ『ダスト』402夜

同じシリーズの作品

千夜千冊エディション 情報生命 が含まれている特集

「千夜千冊エディション 情報生命」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 4冊目は題名の通り生命科学や理科系の本を取り上げられています。最初にはSFの作品で有名なものが3冊挙げられています。私も読んだものばかりなのでこのような読み方をしているのかと気づかされる場面が多くあります 4冊目は題名の通り生命科学や理科系の本を取り上げられています。最初にはSFの作品で有名なものが3冊挙げられています。私も読んだものばかりなのでこのような読み方をしているのかと気づかされる場面が多くあります。ただ読んでいない本などはこれほど懇切丁寧に分析してくれるとすっかり読んだ気になってしまうのが欠点ではないでしょうか?幅広い分野を読んでいます。 …続きを読む
    KAZOO
    2018年11月29日
    113人がナイス!しています
  • 松岡正剛さんの千夜千冊シリーズ前回の特集はお手上げでしたが、今回はかなりスリリングで楽しめました。というのもこれこそ編集の妙、追伸でも書いてますが、SFをひとつの取っかかりとしてそこから思索を広げてニュ 松岡正剛さんの千夜千冊シリーズ前回の特集はお手上げでしたが、今回はかなりスリリングで楽しめました。というのもこれこそ編集の妙、追伸でも書いてますが、SFをひとつの取っかかりとしてそこから思索を広げてニューエージを刺激的に語っているからです。中でもやはり、ディックは正剛さんも特別扱いをしていて、その著作「ヴァリス」を取り上げてメロメロ振りを発揮してます。ティモシー・リアリーは二十世紀を飛び越えて「二十一世紀の大作家」と名付け「量子時代の創作哲学者」と褒めちぎった、とあります。SFファンは必読の書。 …続きを読む
    阿部義彦
    2018年10月24日
    24人がナイス!しています
  • ブックナビゲーションサイト『松岡正剛 千夜千冊』のエディション「情報生命」。情報生命のスケッチから入り、科学寄りの議論、理論篇、そしてSF的想像力による飛躍を楽しむ構成となっている。生命ほど、語るに多角 ブックナビゲーションサイト『松岡正剛 千夜千冊』のエディション「情報生命」。情報生命のスケッチから入り、科学寄りの議論、理論篇、そしてSF的想像力による飛躍を楽しむ構成となっている。生命ほど、語るに多角的な視座が必要なものはないであろうし、本書ほどその視座を縦横無尽に提示し、思索の道標となるものもなかろう。そのアンソロジーの妙を楽しむには格好の一冊である。「鳴りやまない編集。発現する生命。」とは帯の言であるが、ここに自分は本そのものも見、その親和性を想うものである。 …続きを読む
    春風
    2019年07月21日
    20人がナイス!しています

powered by 読書メーター

著者紹介

松岡 正剛(まつおか せいごう)

編集者。編集工学研究所所長。編集工学を提唱し、情報文化と情報技術をつなぐ研究・開発・実践に携わる。

この著者の商品

最近チェックした商品