禅のすすめ 道元のことば

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044003715
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禅のすすめ 道元のことば

  • 著者 角田 泰隆
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044003715

「ただ座ること」。道元が語った禅のことばをわかりやすく紹介!

道元が説いた禅とは、幸福や利益を得る手段でなく、悟りを得ることすらも目的にしない、修行の思想だった。『正法眼蔵』ほか、道元が残した数多くの著作を読み解けば、「将来が不安」「何をしてもうまくいかない」「努力が報われない」など悩みを抱える現代の人々へのメッセージが浮かび上がる。他人の言葉に振り回されず、ただひとすじに正しいと思う道に向かって自信を持って生きること。道元の言葉で、禅の本質に触れる。 道元が説いた禅とは、幸福や利益を得る手段でなく、悟りを得ることすらも目的にしない、修行の思想だった。『正法眼蔵』ほか、道元が残した数多くの著作を読み解けば、「将来が不安」「何をしてもうまくいかない」「努力が報われない」など悩みを抱える現代の人々へのメッセージが浮かび上がる。他人の言葉に振り回されず、ただひとすじに正しいと思う道に向かって自信を持って生きること。道元の言葉で、禅の本質に触れる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに
第1章 道を求めて
第2章 中国留学
第3章 如浄に学ぶ
第4章 仏法を広める
第5章 正伝の仏法ひとすじに
第6章 空手還郷――あたりまえの素晴らしさ
第7章 只管打坐――ただ坐る
第8章 無所得・無所求・無所悟――さとりを求めない修行
第9章 修証一等――修行とさとりは一つ
第10章 行持道環――修行に終わりはない
第11章 大修行――結果を求めない修行
第12章 道得――真理を表現する
第13章 自己を習う
第14章 三界唯心――全世界は心そのもの
第15章 夢中説夢――夢のような現実を生きる
第16章 諸悪莫作――悪いことができない自分作り
第17章 有時――存在と時間は一体のもの
第18章 磨(土專)作鏡――瓦を磨いて鏡とする
第19章 仏性――仏としての在り方
第20章 道元禅と現代――道元禅師の教えの現代的意義
道元略年譜

「禅のすすめ 道元のことば」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 道元の主著『正法眼蔵』は未読だが、本書によって道元の思想の概略は知れたと信じたい。ほとんどの思想は素晴らしい。だが「修証一等」つまり修行することが悟りそのものであり、悟りという到達点はないという思想に 道元の主著『正法眼蔵』は未読だが、本書によって道元の思想の概略は知れたと信じたい。ほとんどの思想は素晴らしい。だが「修証一等」つまり修行することが悟りそのものであり、悟りという到達点はないという思想には半ば共感といったところか。「修証一等」は仏教法話にある「毒矢のたとえ」の論理そのもので素晴らしいのだが、「修証一等」はまた、理想なき刹那主義でもあると思えたのだ。では理想をどうもてば良いかとなると、もはや人にとって不可知であろうことを信じるか信じないかになるのが、どうにもむず痒いのだ。 …続きを読む
    イプシロン
    2019年01月06日
    22人がナイス!しています
  • 道元禅師の教えを私にあてはめるならな「無所得の授業」かと。給料や講義評価、業績評価などのことを考えず、”教える”ために教えることに徹する。学生はこれで混乱しないだろうか、講義資料は見やすいだろうかと、常 道元禅師の教えを私にあてはめるならな「無所得の授業」かと。給料や講義評価、業績評価などのことを考えず、”教える”ために教えることに徹する。学生はこれで混乱しないだろうか、講義資料は見やすいだろうかと、常に自身の授業を振り返り、布施・愛語・利行・同事の心で授業をする。当たり前のことですが、当たり前を当たり前に実践するところに「仏性」が現れると受け止めました。他にも無我・利生の生き方、全てを手放し自身も大自然の一部であると自覚する生き方、難しいですが、少しずつ真似したいです。何事も生活の全ては仏の真似から。 …続きを読む
    ホシ
    2023年06月02日
    21人がナイス!しています
  • 修証一等。只管打坐。『正法眼蔵』を著した道元と彼の思想について。八百年前の社会における出家者を想定して書かれた『正法眼蔵』をそっくりそのまま現代の俗世間に生きるぼくたちに適応することはなかなか難しいけ 修証一等。只管打坐。『正法眼蔵』を著した道元と彼の思想について。八百年前の社会における出家者を想定して書かれた『正法眼蔵』をそっくりそのまま現代の俗世間に生きるぼくたちに適応することはなかなか難しいけれど、そこに流れる言葉から染み出す諸々は、悟りなどとは無関係な人生をも支え導いてくれる。見性に拘らずただただ座禅を続ける。その姿こそが尊く仏そのものであり、その修行こそが悟りそのものである。過程と結果は不可分であり、どちらもが尊い。そこを理解していないと現代人が愛する(いわゆる)努力はドツボにハマりがちだ。 …続きを読む
    テツ
    2023年02月05日
    13人がナイス!しています

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