- 著者 太田 愛
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年08月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 496
- ISBN:
- 9784041059357
幻夏
- 著者 太田 愛
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年08月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 496
- ISBN:
- 9784041059357
23年前の夏、失踪した親友は何を求め、何を失ったのか――
「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていたあの夏、同級生に何が起こったのか――少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。台風一過の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、親友だった同級生は消えた。流木に不思議な印を残して……。少年はどこに消えたのか? 印の意味は? やがて相馬の前に恐るべき罪が浮上してくる。司法の信を問う傑作ミステリー。日本推理作家協会賞候補作。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
おすすめコメント
この胸の痛みをひとことで感動と呼べるのだろうか。あふれだす悲しみに僕はただ、無力だった。
――及川光博(ミュージシャン・俳優)
人の心の中に棲む鬼を炙り出す。骨太で繊細なエンターテインメント!
――松本基弘(テレビ朝日「相棒」プロデューサー)
息もつかず読み、何度も胸をしめつけられた。太田さんの凄みを感じた。
――長崎俊一(映画監督)
謎が謎を生む連鎖。ミステリーの極限に挑む息詰まる展開は夏のように熱い。
――森村誠一(作家)
読者はもはやページをめくる手を止められまい。
クライマックスの圧倒的な緊迫感は、第一級!
――村上貴史(ミステリ書評家)
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「幻夏」感想・レビュー
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「犯罪者」の続編。前作の事件から数年後を舞台に、23年前の未解決事件、殺人の冤罪事件、不信な事故死を絡めた偏向する権力を暴く物語。巧みな仕掛けは詳細におよび、それらが明らかとされる絶妙なタイミングで、非 …続きを読む2019年11月17日634人がナイス!しています
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テーマは「冤罪」そして「少年たちの夏の日」。さすが人気ドラマの脚本家さん、その設定や読ませるスピードは文句なし、なのだが。多岐に渡る登場人物に読みにくさを覚え、ミステリー解きの部分でもクロスしすぎの人 …続きを読む2018年06月02日487人がナイス!しています
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『天上の葦』の文庫化を待ちつつ再読。文庫化された2作のうち第1作『犯罪者』との最大の違いは今作のカバーデザインが単行本と同じであること。確かにこのデザインのハマり具合の高さは単行本の時から支持する声が …続きを読む2019年11月20日482人がナイス!しています