蒼天見ゆ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年12月21日
判型:
文庫判
ページ数:
384
ISBN:
9784041057360
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蒼天見ゆ

  • 著者 葉室 麟
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年12月21日
判型:
文庫判
ページ数:
384
ISBN:
9784041057360

父の無念を 晴らせるか。日本史上最後の仇討ちを描いた歴史長篇。

時代が変われば、生き方も変わるのだろうか――。
武士の世が終わりを告げたとき、“最後の武士”が下した決断とは。

一生を、命を、そして武士の矜持を懸けて挑んだ、日本史上最後の仇討ち!

日本中が開国と攘夷に揺れる時世。
西洋式兵術の導入を進めていた秋月藩執政・臼井亘理は、ある夜、尊攘派により妻もろとも斬殺された。
だが藩の裁きは臼井家に対し徹底して冷酷なものだった。
息子の六郎は復讐を固く誓うが、明治に入り発布された<仇討禁止令>により、武士の世では美風とされた仇討ちが禁じられてしまう。
生き方に迷い上京した六郎は、剣客・山岡鉄舟に弟子入りするが――。
時代にあらがい、信念を貫いた”最後の武士”の生き様が胸に迫る歴史長篇。

「青空を見よ。いかなる苦難があろうとも、いずれ、頭上には蒼天が広がる。そのことを忘れるな――」
時代が変われば、生き方も変わるのだろうか――。
武士の世が終わりを告げたとき、“最後の武士”が下した決断とは。

一生を、命を、そして武士の矜持を懸けて挑んだ、日本史上最後の仇討ち!

日本中が開国と攘夷に揺れる時世。
西洋式兵術の導入を進めていた秋月藩執政・臼井亘理は、ある夜、尊攘派により妻もろとも斬殺された。
だが藩の裁きは臼井家に対し徹底して冷酷なものだった。
息子の六郎は復讐を固く誓うが、明治に入り発布された<仇討禁止令>により、武士の世では美風とされた仇討ちが禁じられてしまう。
生き方に迷い上京した六郎は、剣客・山岡鉄舟に弟子入りするが――。
時代にあらがい、信念を貫いた”最後の武士”の生き様が胸に迫る歴史長篇。

「青空を見よ。いかなる苦難があろうとも、いずれ、頭上には蒼天が広がる。そのことを忘れるな――」

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「蒼天見ゆ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 明治維新前夜、九州秋月藩で、両親を惨殺された六郎は父の仇討ちを心に誓うが時は流れすでに明治、仇討ちは禁令となってしまう。それでも困難を乗り越え仇討ちは成し遂げるが、父の遺言「蒼天」は見えない。刑期を終 明治維新前夜、九州秋月藩で、両親を惨殺された六郎は父の仇討ちを心に誓うが時は流れすでに明治、仇討ちは禁令となってしまう。それでも困難を乗り越え仇討ちは成し遂げるが、父の遺言「蒼天」は見えない。刑期を終え故郷秋月に戻った時、蒼天は故郷にあったのだと気付く。武士として生きることを否定された人々。それまでの社会構造、価値観が180度変わってしまった困難な時代を生きた人々。それぞれの人生を綴る葉室さんの文章のなんと美しいこと!明治維新とは何であったのか、また新たな興味が湧いて来た。 …続きを読む
    chantal(シャンタール)
    2018年02月15日
    61人がナイス!しています
  • 史実をもとにしているのですね。時代に争う最後の武士が胸に刺さります。生き方に迷い、時代に争う覚悟を持った六郎の生き様と信念に引き込まれました。 史実をもとにしているのですね。時代に争う最後の武士が胸に刺さります。生き方に迷い、時代に争う覚悟を持った六郎の生き様と信念に引き込まれました。
    優希
    2022年03月13日
    53人がナイス!しています
  • 幕末、筑前秋月藩で西洋式兵術導入を推進する最中、暗殺された開明派の家老臼井亘理と父・亘理の仇討ちを生きる糧ににした息子・六郎の生き様を描いた歴史小説。父から子へと武士の覚悟が受け継がれる様が、山岡鉄舟 幕末、筑前秋月藩で西洋式兵術導入を推進する最中、暗殺された開明派の家老臼井亘理と父・亘理の仇討ちを生きる糧ににした息子・六郎の生き様を描いた歴史小説。父から子へと武士の覚悟が受け継がれる様が、山岡鉄舟、勝海舟等を主人公に絡ませ、星亨、大隈重信等をも登場させで描かれている。幕末から明治初期の歴史をも振り返ることができる、実話ベースの葉室作品を面白く読むことができた。 …続きを読む
    Gotoran
    2023年03月26日
    43人がナイス!しています

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著者紹介

葉室 麟(はむろ りん)

1951年福岡県生まれ。2012年に『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。近著に『天翔ける』など。

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