- 著者 谷崎 潤一郎
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年07月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784044001315
細雪 下
- 著者 谷崎 潤一郎
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年07月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784044001315
戦争の気配迫る昭和初期の大阪を舞台にした四姉妹の物語。谷崎の代表作!
日中戦争開戦の向きがいよいよ本格的になる中、三女・雪子の縁談に光が見える。一方、家から絶縁を言い渡された妙子は――。著者・谷崎が第二次大戦下、自費出版してまで世に残したかった、大作の完結編。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
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「細雪 下」感想・レビュー
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闇夜に蛍の光が明滅したあの夜の幽玄が、美しい姉妹の名残りを惜しんでいる。一日もはやく送り出せる日をのぞんで気を揉み奔走したのに、ひと息つけるこの日は、なぜだろうさみしい。思い返すのは華やかな桜の季節。 …続きを読む2020年01月04日180人がナイス!しています
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雪姉ちゃんに、こいちゃん、ついでに啓坊も…あんたら三十路を越えて、あるいは目前にして少しは大人になろうよ…中巻から引き続き歯痒い思いばかりに「いやいや…」「おいおい!」と溜息つきツッコミ入れながら一気 …続きを読む2020年03月23日138人がナイス!しています
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中巻終盤の悲劇から場面は久しぶりの雪子の縁談へ。淑やかな母の面影がある雪子には恰好な縁が見付からず、妙子が日蔭者となった責任を感じる幸子の侘しさ。幸子を気遣い奔走する夫の情愛、鶴子の涙の雫。相変わらず …続きを読む2021年01月12日99人がナイス!しています