螻蛄

螻蛄

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
672
ISBN:
9784041035535
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螻蛄

  • 著者 黒川 博行
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
672
ISBN:
9784041035535

最凶コンビ再び! 直木賞受賞作『破門』へ連なる「疫病神」シリーズ第4弾

信者五百万人を擁する宗教団体のスキャンダルに金の匂いを嗅ぎつけた、建設コンサルタントの二宮とヤクザの桑原。金満坊主の金を狙った、腐敗刑事や新宿系極道との騙し合いの行方は!? 信者五百万人を擁する宗教団体のスキャンダルに金の匂いを嗅ぎつけた、建設コンサルタントの二宮とヤクザの桑原。金満坊主の金を狙った、腐敗刑事や新宿系極道との騙し合いの行方は!?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「螻蛄」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 疫病神シリーズ第四弾。浪速の凸凹コンビが次に狙うのは宗教法人が所有する伝統の絵巻物。よくもまあこんなシノギを思いつくよなあ。相変わらず桑原に拉致られ、振り回される二宮。断ればいいのにとも思うが、断われ 疫病神シリーズ第四弾。浪速の凸凹コンビが次に狙うのは宗教法人が所有する伝統の絵巻物。よくもまあこんなシノギを思いつくよなあ。相変わらず桑原に拉致られ、振り回される二宮。断ればいいのにとも思うが、断われないから疫病神なのだろう。ぽんぽんと飛び交う軽快な会話は健在、まるで漫才だ。一獲千金を手にするか、それとも徒労に終わるのか。ホームグランドの大阪を離れて、名古屋、京都、東京と各地を駆けずり回る。東京のヤクザとの切った張ったのやり取りは命がいくつあっても足りなさそう。今回も桑原はイケイケでした。★★★+ …続きを読む
    サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
    2015年12月12日
    68人がナイス!しています
  • 読了。相変わらずダイハードな二人でした。今回は東京、名古屋など毎度ですが獲物を追い回し動き回ります。しかしながら相手も然る者、生臭坊主が金に物を言わして関東やくざを雇い反撃します。格闘シーンは凄みがあ 読了。相変わらずダイハードな二人でした。今回は東京、名古屋など毎度ですが獲物を追い回し動き回ります。しかしながら相手も然る者、生臭坊主が金に物を言わして関東やくざを雇い反撃します。格闘シーンは凄みがありやっぱり読んでいる側がびびりました。正しく斬った張ったドタバタですが二宮君今回も金と女には貪欲やね~桑原君読んでいて何時後ろから弾かれるかドキドキしていましたよ。若頭いつにも増して痺れました。破門(文庫)用意してますので黒川ワールドへダイブ!! …続きを読む
    五右衛門
    2018年07月06日
    61人がナイス!しています
  • 疫病神シリーズ第4弾。今回は二宮の菩提寺で起きた金銭トラブルに噛みついた桑原。宗派の宝物である絵巻物の争奪及び宗派独立のイザコザを巡って宗派幹部、東京ヤクザ、悪徳刑事との大立回りを展開していく話。出て 疫病神シリーズ第4弾。今回は二宮の菩提寺で起きた金銭トラブルに噛みついた桑原。宗派の宝物である絵巻物の争奪及び宗派独立のイザコザを巡って宗派幹部、東京ヤクザ、悪徳刑事との大立回りを展開していく話。出てくるのは悪事にまみれた奴ばかり、最終的にシノギが上手くいかないのはお決まりの展開。二人のやり取りの面白さと二宮の桑原への交渉力の成長が際立っていた。 …続きを読む
    Tsuyoshi
    2017年08月17日
    53人がナイス!しています

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著者紹介

写真:黒川博行(くろかわ・ひろゆき)

黒川博行(くろかわ・ひろゆき)

1949年3月4日愛媛県今治市生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞。他の著作に、『悪果』『繚乱』『離れ折紙』『後妻業』『勁草』など。   
★「疫病神」シリーズ 『疫病神』『国境』『暗礁』『螻蛄』『破門』

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