男役

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年03月02日
判型:
四六判
ページ数:
208
ISBN:
9784041025253

男役

  • 著者 中山 可穂
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年03月02日
判型:
四六判
ページ数:
208
ISBN:
9784041025253

舞台に魅せられた者だけが知る恍惚と業を描く、中山版オペラ座の怪人!

男役トップになって二日後に事故死して以来、宝塚の守護神として語り継がれてきたファントムさん。一方、新人公演で大抜擢されたひかるを待ち受ける試練とは――? 愛と運命の業を描く中山可穂版・オペラ座の怪人! 男役トップになって二日後に事故死して以来、宝塚の守護神として語り継がれてきたファントムさん。一方、新人公演で大抜擢されたひかるを待ち受ける試練とは――? 愛と運命の業を描く中山可穂版・オペラ座の怪人!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

「男役」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 宝塚の男役の世界が美しくてドキドキさせられました。男役トップになった束の間、事故死したことで宝塚の守護神として語り継がれているファントムさん。ストーリー的にはオペラ座の怪人のような雰囲気がありました。 宝塚の男役の世界が美しくてドキドキさせられました。男役トップになった束の間、事故死したことで宝塚の守護神として語り継がれているファントムさん。ストーリー的にはオペラ座の怪人のような雰囲気がありました。トップスターの引退公演と新人公演を舞台にすることで、激しい舞台裏が描かれていたと思います。新人のトップとして引き抜かれたひかるの運命、宝塚に潜む亡霊、様々なスターたちの心情がリアルに迫り、これが宝塚の世界なのだろうかとフィクションながらにグッときました。 …続きを読む
    優希
    2016年05月05日
    114人がナイス!しています
  • 宝塚とは?宝塚の男役とは何か?昔から謎の世界。あとがきにも、すみれ色のバリアに包まれているかのようにガード固い世界とされている。さて、僕は男である。どうして100年も昔から女性演じる男役に狂気乱舞するの 宝塚とは?宝塚の男役とは何か?昔から謎の世界。あとがきにも、すみれ色のバリアに包まれているかのようにガード固い世界とされている。さて、僕は男である。どうして100年も昔から女性演じる男役に狂気乱舞するのか?不思議な園であった。本作は、それを垣間見せてくれた。女性の理想とする男性を演じる。退団したら、宝塚の男役は何にも役に立たない。よって、男役の退団は葬式みたい。そんな表現がある程度のリアルさを持って降りてきた。宝塚という独特の世界とそれを取り巻く世界の熱波を感じ得たことは、読書ならではの愉しみであった。 …続きを読む
    あすなろ
    2015年05月26日
    102人がナイス!しています
  • ★★★★嘘でしょ⁉︎あり得ない!と思いつつも全くの異世界である宝塚ならあり得るかもしれないと思えるお話。宝塚というのは本当に不思議な世界です。現実世界に有りながら非現実世界を見させてくれる。勿論これも一つの ★★★★嘘でしょ⁉︎あり得ない!と思いつつも全くの異世界である宝塚ならあり得るかもしれないと思えるお話。宝塚というのは本当に不思議な世界です。現実世界に有りながら非現実世界を見させてくれる。勿論これも一つの立派な商売だから儲けが無ければ成り立たないものなのだが、そんな事も忘れさせる夢の世界、それが宝塚です。100年の歴史があるのだからファントムくらい本当に居そうです。トップさんの孤独、新人公演の大変さがリアルに伝わってきてヅカファンには是非お勧めの一冊ですがそうでない方にはどうでしょう…? …続きを読む
    ばう
    2015年09月06日
    75人がナイス!しています

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