鬼談

己が鬼か。お前が鬼か。愛、絆、情――すなわち執着は、人を鬼と成す。

  • 著者 京極 夏彦
  • 定価  円(本体円+税)
  • 発売日:2015年04月04日
鬼談

己が鬼か。お前が鬼か。愛、絆、情――すなわち執着は、人を鬼と成す。

藩の剣術指南役を仰せつかる桐生家に生まれた桐生作之進には右腕がない。それは、作之進が幼いころに父親が斬り落としたものだった。元服の夜、作之進に父親自らがそう告白した。一方、現在に一人の男の子が生まれた。姉は初めての弟をかわいがり、不器用だけど真面目な父と、優しい母が暮らす、絵に描いたように幸福な家庭であったが、ある日、一歳になった弟の右腕を握りしめ、表情のない目で見降ろす父を見た。過去と現在、二つの物語が奇妙に交錯する。(「鬼縁」)――怪談専門誌『幽』の連載ほか、書き下ろしを含めた九篇を収録。

もくじ

鬼交
鬼想 八百人の子供の首を斬り落とさなければならぬ程。
鬼縁
鬼情
鬼慕
鬼景
鬼棲
鬼気
鬼神

著者紹介

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。

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