国際交易の古代列島

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年01月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047035676
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国際交易の古代列島

  • 著者 田中 史生
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年01月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047035676

古代社会をつくった交易ネットワーク。その贈与と互酬のシステムを探る!

国家誕生以前の古代において、越境的な交易関係は、文化の異なる地域や集団間でどのようにして結ばれ、いかに社会変容をもたらしてきたか。王権や国家間の外交史として語られがちな国際交易を、首長層ネットワークと威信財となったモノの動き、「海商の誕生」、東アジア海域での連鎖的で広域的な社会関係、唐物が偏重された背景などから探り、弥生時代からはじまる多様でグローバルな交易の実態を通史的に明らかにする。

〈目次〉
プロローグ──交易史から国際交流を考える

  1 東アジア海域交易圏と倭人の首長たち
1 東アジア海域交流・交易圏をさかのぼる
2 帯方郡から邪馬台国へ
3 卑弥呼の交易
4 倭人の首長と国際交易

  2 対外戦争と国際交易
1 緊迫する東アジア海域と北部九州
2 軍事と交易

  3 律令国家の成立と国際交易
1 隋・唐帝国の登場と列島の南北交易
2 整理さる「内」と「外」
3 国際交易を管理する
4 交易にあらわる中心と周縁

  4 海商の時代の到来
1 海商の萌芽
2 日本で活動をはじめた新羅の交易者たち
3 帰化人か漂流者か、それとも商人か

  5 唐物を求める政治
1 張宝高と文室宮田麻呂
2 皇位継承と唐物
3 唐物使の登場と太宰府

  6 中国と日本を結んだ商人たち
1 在唐新羅人の交易ネットワーク
2 江南海商の対日交易
3 唐滅亡と日本の交易管理の行方

  7 交易がつなぐ人と地域
1 交易港と交易港の間
2 交易者と仏教
3 交易列島の南・北
4 異文化間の交易者たち

エピローグ──中心と周縁の列島交易史

参考文献

あとがき
国家誕生以前の古代において、越境的な交易関係は、文化の異なる地域や集団間でどのようにして結ばれ、いかに社会変容をもたらしてきたか。王権や国家間の外交史として語られがちな国際交易を、首長層ネットワークと威信財となったモノの動き、「海商の誕生」、東アジア海域での連鎖的で広域的な社会関係、唐物が偏重された背景などから探り、弥生時代からはじまる多様でグローバルな交易の実態を通史的に明らかにする。

〈目次〉
プロローグ──交易史から国際交流を考える

  1 東アジア海域交易圏と倭人の首長たち
1 東アジア海域交流・交易圏をさかのぼる
2 帯方郡から邪馬台国へ
3 卑弥呼の交易
4 倭人の首長と国際交易

  2 対外戦争と国際交易
1 緊迫する東アジア海域と北部九州
2 軍事と交易

  3 律令国家の成立と国際交易
1 隋・唐帝国の登場と列島の南北交易
2 整理さる「内」と「外」
3 国際交易を管理する
4 交易にあらわる中心と周縁

  4 海商の時代の到来
1 海商の萌芽
2 日本で活動をはじめた新羅の交易者たち
3 帰化人か漂流者か、それとも商人か

  5 唐物を求める政治
1 張宝高と文室宮田麻呂
2 皇位継承と唐物
3 唐物使の登場と太宰府

  6 中国と日本を結んだ商人たち
1 在唐新羅人の交易ネットワーク
2 江南海商の対日交易
3 唐滅亡と日本の交易管理の行方

  7 交易がつなぐ人と地域
1 交易港と交易港の間
2 交易者と仏教
3 交易列島の南・北
4 異文化間の交易者たち

エピローグ──中心と周縁の列島交易史

参考文献

あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

プロローグ ―交易史から国際交流を考える

一 東アジア海域交易圏と倭人の首長たち

1 東アジア海域交流・交易圏をさかのぼる
2 帯方郡から邪馬台国へ
3 卑弥呼の交易
4 倭人の首長と国際交易

二 対外戦争と国際交易

1 緊迫する東アジア海域と北部九州
2 軍事と交易

三 律令国家の成立と国際交易

1 隋・唐帝国の登場と列島の南北交易
2 整理される「内」と「外」
3 国際交易を管理する
4 交易にあらわれる中心と周縁

四 海商の時代の到来

1 海商の萌芽
2 日本で活動をはじめた新羅の交易者たち
3 帰化人か漂流者か、それとも商人か

五 唐物を求める政治

1 張宝高と文室宮田麻呂
2 皇位継承と唐物
3 唐物使の登場と大宰府

六 中国と日本を結んだ商人たち

1 在唐新羅人の交易ネットワーク
2 江南海商の対日交易
3 唐滅亡と日本の交易管理の行方

七 交易がつなぐ人と地域

1 交易港と交易港の間
2 交易者と仏教
3 交易列島の南・北
4 異文化間の交易者たち

エピローグ ―中心と周縁の列島交易史

「国際交易の古代列島」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 邪馬台国以前から平安時代頃までの東アジアと日本列島の交易史。日本史の中で、外国ー東アジアとの交渉を目にし耳にすることは多いが、メインテーマとして扱った本は少ない。この本を読んで、日本史をかえりみると、 邪馬台国以前から平安時代頃までの東アジアと日本列島の交易史。日本史の中で、外国ー東アジアとの交渉を目にし耳にすることは多いが、メインテーマとして扱った本は少ない。この本を読んで、日本史をかえりみると、日本古代の政治経済が東アジア抜きにしては語れないことがよくわかる。平安時代のいわゆる国風文化といわれる中でも、東アジアあってのことである。 …続きを読む
    こぽぞう☆
    2016年05月19日
    22人がナイス!しています
  • 主には中国大陸や朝鮮半島との交易が紹介されているが、奄美地方など南島や東北や北海道との交易にも触れている。扱われている時代範囲も広く、古代における交易の全体像をイメージするのは簡単ではない。国家の歴史 主には中国大陸や朝鮮半島との交易が紹介されているが、奄美地方など南島や東北や北海道との交易にも触れている。扱われている時代範囲も広く、古代における交易の全体像をイメージするのは簡単ではない。国家の歴史であれば、王など権力者の歴史を描けば良いわけで資料も得られやすいと考えられるが、交易の場合はそれを担った人たちの情報が少ない。その分、交易によって扱われた物が資料となり得るかもしれないがそれも簡単ではなさそうだ。初読の際にも感じたことだが、思い切ったフィクションを創り上げると面白いのではないかと思う。☆☆☆☆ …続きを読む
    はちめ
    2019年07月30日
    7人がナイス!しています
  • 日本は北部九州から大和卑弥呼の時代を経て、律令国家王権へ、そしてその変容に伴う島津・奥州などの地方の実力者たちへ。中国は漢から唐、宋へ。そして半島は百済・新羅・高句麗の鼎立から新羅による統一、そしてそ 日本は北部九州から大和卑弥呼の時代を経て、律令国家王権へ、そしてその変容に伴う島津・奥州などの地方の実力者たちへ。中国は漢から唐、宋へ。そして半島は百済・新羅・高句麗の鼎立から新羅による統一、そしてその崩壊まで。古代から中世に至る長いスパンでの東アジア国際交易の歴史を、それぞれの地域の歴史を追いつつ、その時々の中央と太宰府との関係や、新羅人海商たちのネットワーク、彼らと太宰府や中央との関係、中央と地方の関係など、可能な限り具体的に、個人名や事例を紹介しつつ丹念に判りやすく描いたエキサイティングな一冊。 …続きを読む
    きさらぎ
    2016年03月05日
    4人がナイス!しています

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