- 著者 小杉 英了
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年10月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041020722
第19回 日本ホラー小説大賞
先導者
- 著者 小杉 英了
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年10月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041020722
第19回日本ホラー小説大賞大賞受賞作
15歳のとき先導者として認可されたわたし。死者に寄り添い、恵まれた来世に転生できるように導く任務を託されていた。ついに最初の任務を果たすときが来たが……。第19回日本ホラー小説大賞大賞受賞作!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
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「先導者」感想・レビュー
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第19回日本ホラー小説大賞。ホラーというよりは、作者独自の死生観を掘り下げ、悲しい性を背負った少女の生き様を描いた作品。死へと向かう描写は、思わず息を呑んでしまうように精緻で鮮烈。文章は凝縮され、圧倒 …続きを読む2014年12月05日60人がナイス!しています
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ブックオフ108円の本だが、思わぬ拾いモノ。死者の魂を転生するために導く役目を担った少女の一人称で語られる物語。ホラー大賞受賞作だが、\怖さ\はほぼ皆無で、死者の魂の有り様、先導するために自らも仮死状 …続きを読む2017年10月15日48人がナイス!しています
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表紙から見ただけでお若い作家さんかと思っていたらなんと還暦前。刑事物とお付き合いしていたら死後は?と疑問も出る。死後の世界は人の誕生と同時に未知の世界であり、「先導者」に導かれる魂は契約者。死後の世界 …続きを読む2015年07月12日48人がナイス!しています
読者モニターレビュー
読んでいく内に、本当に死んでいく時はこんな感じなのかと思ったほどです。魂の行き先を権力者の力で決める事が出来るシステムを考えだした作者には、圧巻です。(ビビリンさん)
静かな語りによって静かで残酷な世界観がよく造られていて、読んでいてとても心地よかったです。離脱の過程や、離脱した後の体の処置がきちんと描かれていることで、現実感もあり世界観にどっぷり浸ることができました。(ムヒョウさん)
「わたし」を中心として、話が繰り広げられていく『先導者』。一人称で進んでいく文章。生と死の狭間が主観的に語られていく。私が読んできた本の中でも、これほどまでに、主観的な表現を用い、まとめあげられた本はないかもしれない。自分の目の前で起きているかのような臨場感を感じずにはいられない。(HIROさん)