将軍の象 採薬使佐平次

将軍の象 採薬使佐平次

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年09月30日
判型:
四六変形判
ページ数:
288
ISBN:
9784041105580

将軍の象 採薬使佐平次

  • 著者 平谷 美樹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年09月30日
判型:
四六変形判
ページ数:
288
ISBN:
9784041105580

長崎から江戸へ…象の旅の裏には陰謀が潜む。

将軍吉宗に献上するために輸入されることになった二頭の象。一度は白紙になったものの、なぜか長崎に着いてしまった象を巡り、老中たちの陰謀が明らかになっていく。佐平次は解決できるのか…新解釈の時代ミステリ。 将軍吉宗に献上するために輸入されることになった二頭の象。一度は白紙になったものの、なぜか長崎に着いてしまった象を巡り、老中たちの陰謀が明らかになっていく。佐平次は解決できるのか…新解釈の時代ミステリ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「将軍の象 採薬使佐平次」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 佐平次が公儀象係に任命され、長崎から江戸へ向かう物語。実際にあった象道中を題材にしている。上役の気持ちを慮り、象を江戸に行かせまいとする者、目的は違えど守ろうとする者、さまざまな思惑が絡み壮絶な攻防が 佐平次が公儀象係に任命され、長崎から江戸へ向かう物語。実際にあった象道中を題材にしている。上役の気持ちを慮り、象を江戸に行かせまいとする者、目的は違えど守ろうとする者、さまざまな思惑が絡み壮絶な攻防が続く。吉宗の一言が大勢の人そして象の運命を変えてしまった。佐平次は、役目を忠実に果たしながらも納得できないことは抗議する。彼のお役目に対する微妙な距離感は、本来の採薬使の仕事に対する熱意によって支えられているのかもしれない。象と心を通わせる場面では頬が緩んだ。このような悲しい最期ではなかったことを祈りたい。 …続きを読む
    アルピニア
    2021年05月20日
    58人がナイス!しています
  • ゾウの聖天が表紙に描かれた単行本で登録。 いつの時代も「上」から降りてくる、漏れ伝わってくる天の声に過剰に反応する人間がいる。 何のために守り、誰の意思で争っているのか。巻き込まれた人、そして、二頭のゾ ゾウの聖天が表紙に描かれた単行本で登録。 いつの時代も「上」から降りてくる、漏れ伝わってくる天の声に過剰に反応する人間がいる。 何のために守り、誰の意思で争っているのか。巻き込まれた人、そして、二頭のゾウが哀れです。平谷さんのこの作品は『御掃除之者』とリンクしている。採薬使佐平次、格好いいです。 …続きを読む
    kei302
    2022年03月17日
    50人がナイス!しています
  • 前作が結構気に入っていたので嬉しいシリーズ化。採薬使として、隠密としてという佐平次が将軍に献上される象を巡って各藩の暗躍をどう止めるのか、象を日本に輸入して長崎から江戸まで徒歩で運ぶというのは確かに大 前作が結構気に入っていたので嬉しいシリーズ化。採薬使として、隠密としてという佐平次が将軍に献上される象を巡って各藩の暗躍をどう止めるのか、象を日本に輸入して長崎から江戸まで徒歩で運ぶというのは確かに大変だったろうなぁ。それにしても将軍ともなるとヘタに口に出したことで一大事になっちゃうよという話。象と佐平次の交流が泣かせますね …続きを読む
    柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
    2014年01月28日
    15人がナイス!しています

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