- 著者 梶井 基次郎
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年06月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784041008386
檸檬
- 著者 梶井 基次郎
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年06月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784041008386
繊細な文体が鮮やかな印象を残す名作!
私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬一つを置き--。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作など14編を収録。
もくじ
檸檬
城のある町にて
雪後
Kの昇天
冬の日
桜の樹の下には
冬の蠅
ある崖上の感情
闇の絵巻
交尾
のんきな患者
瀬山の話
海
温泉
城のある町にて
雪後
Kの昇天
冬の日
桜の樹の下には
冬の蠅
ある崖上の感情
闇の絵巻
交尾
のんきな患者
瀬山の話
海
温泉
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「檸檬」感想・レビュー
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あまりにもよく晴れた雲ひとつない朝だから死ぬのによい日だと誰かが言った。あんなにも透明な薄紅の花弁となって散れるなら私だって花の下にて春死なむ。屍体のうえにしきつめてね隙間なく。水色の空に溶けましょう …続きを読む2020年04月04日159人がナイス!しています
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[読書会課題本]どこまでも透明な感受性にほう、と溜息をつく。生の鮮やかさに対する憧憬や憎しみ、諦めのような悲しみがどこか明るく描かれていて、一文一文の美しさに打ちのめされて立ち尽くす。そんな読書時間で …続きを読む2018年05月20日126人がナイス!しています
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赤になる遮断機、みみをおおうわたし、とおく、かすかにきこえたほんとうのこと、「えたいの知れない不吉な塊が私の心を終始おさえつけていた・・、不吉な塊が、それを握った瞬間からいくらかゆるんできたとみえて、 …続きを読む2019年06月30日120人がナイス!しています