- 著者 梶井 基次郎
- 発売日:
- 2013年06月25日
- 商品形態:
- 電子書籍
檸檬
- 著者 梶井 基次郎
- 発売日:
- 2013年06月25日
- 商品形態:
- 電子書籍
繊細な文体が鮮やかな印象を残す名作!
私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬一つを置き--。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した代表作ほか、12編を収録。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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「檸檬」感想・レビュー
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あまりにもよく晴れた雲ひとつない朝だから死ぬのによい日だと誰かが言った。あんなにも透明な薄紅の花弁となって散れるなら私だって花の下にて春死なむ。屍体のうえにしきつめてね隙間なく。水色の空に溶けましょう …続きを読む2020年04月04日159人がナイス!しています
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[読書会課題本]どこまでも透明な感受性にほう、と溜息をつく。生の鮮やかさに対する憧憬や憎しみ、諦めのような悲しみがどこか明るく描かれていて、一文一文の美しさに打ちのめされて立ち尽くす。そんな読書時間で …続きを読む2018年05月20日126人がナイス!しています
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赤になる遮断機、みみをおおうわたし、とおく、かすかにきこえたほんとうのこと、「えたいの知れない不吉な塊が私の心を終始おさえつけていた・・、不吉な塊が、それを握った瞬間からいくらかゆるんできたとみえて、 …続きを読む2019年06月30日122人がナイス!しています