はじめて楽しむ万葉集

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784044054052
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はじめて楽しむ万葉集

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784044054052

身近で面白い「みんなの万葉集」宣言!

遙かなる万葉の言葉の時空に遊び、恋に身を焦がした人びとに想いを馳せる―。山上憶良、額田王、大伴家持などの数々の定番歌をはじめ、これまではあまり知られていなかった歌まで、珠玉の恋歌・望郷歌・四季折々の歌を多数紹介。わかりやすい解説とともに、瑞々しい情感を湛えた和歌の世界の豊かさ、美しさ、楽しさを味わう。思わず声に出して読み、暗誦したくなる歌に必ず出会える。身近で面白い「みんなの万葉集」宣言。 遙かなる万葉の言葉の時空に遊び、恋に身を焦がした人びとに想いを馳せる―。山上憶良、額田王、大伴家持などの数々の定番歌をはじめ、これまではあまり知られていなかった歌まで、珠玉の恋歌・望郷歌・四季折々の歌を多数紹介。わかりやすい解説とともに、瑞々しい情感を湛えた和歌の世界の豊かさ、美しさ、楽しさを味わう。思わず声に出して読み、暗誦したくなる歌に必ず出会える。身近で面白い「みんなの万葉集」宣言。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序にかえて──みんなの万葉集宣言!

第一章 我こそは告らめ家をも名をも
一 春を告げる
二 ただ風が吹いているだけ
三 うつろい
四 天から降る山
五 遠き都
六 都へ、愛しき人へ
七 柳の、眉

第二章 西の市にただひとり出でて
一 恋人にはしたけれど
二 きれいに去る
三 心は哀しき
四 わたしのかわいい人
五 萩より、すすき
六 恋人のために……
七 妻を恋うる声
八 別れの朝に
九 眠れぬ夜に

第三章 君待つと我が恋ひ居れば
一 天の大海原をただよう月の舟
二 涙と霧
三 恋の噂
四 待つ女
五 水鏡に現れる面影
六 旅の楽しみ
七 艶と芳醇の恋歌
八 痩躯を笑う

第四章 心の中に恋ふるこのころ
一 宝石と純情
二 いのちを讚える
三 子を思う
四 恋人は、衣
五 鯛が食べたい!
六 眉を掻くとあなたに逢える
七 わたしの花
八 ホ、ホホ、ホノホ

第五章 朝影に我が身は成りぬ
一 静かに……
二 恋は神代の昔から
三 大伴家持のラブレター
四 雨なので……
五 誘ってきたのは
六 万葉の青春
七 チクリと、刺す
八 思いは伝わる

第六章 萌え出づる春になりにけるかも
一 春が、来る
二 船出を寿ぐ
三 恋いしのぶ
四 人生の「時」を歌う
五 古きも、良し
六 美酒と梅と、良き友と
七 遠き都を讚える
八 ただ、真っ直ぐに
九 若菜摘み

第七章 過ぐせど過ぎずなほ恋ひにけり
一 桜の枝を折ったのは……
二 恋は、ひとつ
三 淡い恋心
四 愁いの雪
五 歌で、遊ぶ
六 恋の小道具
七 記憶
八 あなたの心のままに

第八章 満ち盛りたる秋の香の良さ
一 秋の香
二 季節の色
三 時が止まる時
四 はかどる恋
五 秋の花見
六 敷物が傷むまで
七 もう噂など……
八 鳴門の乙女

第九章 我が父母は忘れせぬかも
一 夜も昼もいとしき人よ
二 共寝の朝に
三 触れず、思う
四 炎と恋と
五 「恋い死ぬ」
六 心変わり
七 清新の、いのち
八 父母を憶う

第十章 奥山のあしびの花の今盛りなり
一 雪に願いを
二 待つ、眼
三 心のわだかまりを……
四 千年の逢瀬
五 酒杯に月を浮かべて
六 真珠の、葛藤
七 密かに
八 「吉事!」

あとがき

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「はじめて楽しむ万葉集」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

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    しゅてふぁん
    2018年11月01日
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  • 秋風は涼しくなりぬ馬並めていざ野に行かな萩の花見に たまに和歌を考えるけどまとめられない我が思考回路。秋になると物思いに耽る日が増える。日本っていいなあと、時代小説や和歌に触れるとそんなことを感じる! 秋風は涼しくなりぬ馬並めていざ野に行かな萩の花見に たまに和歌を考えるけどまとめられない我が思考回路。秋になると物思いに耽る日が増える。日本っていいなあと、時代小説や和歌に触れるとそんなことを感じる!ペラペラ読めて、わかりやすい入門編。 …続きを読む
    Aquarius
    2015年09月08日
    33人がナイス!しています
  •  「天(あめ)の海に雲の波立ち月の舟 星の林に漕ぎ隠る見ゆ」 ロマンチックな冒頭の歌をはじめ、おおらかで瑞々しい情感にあふれた万葉集の歌の魅力を楽しく知ることができる一冊。 七、八世紀の人びとの想いが時  「天(あめ)の海に雲の波立ち月の舟 星の林に漕ぎ隠る見ゆ」 ロマンチックな冒頭の歌をはじめ、おおらかで瑞々しい情感にあふれた万葉集の歌の魅力を楽しく知ることができる一冊。 七、八世紀の人びとの想いが時を超えて伝わってくる。例えば、藤原宮へと都が遷った後の明日香に風だけが吹く情景を詠んだ志貴皇子の「采女の袖吹き返す明日香風 京を遠みいたづらに吹く」という歌。今は無くなってしまったものに対して、時が過ぎることの悲しさや感傷を、人は遥か昔から抱いてきたのだと思う。⇒ …続きを読む
    あきあかね
    2021年05月05日
    24人がナイス!しています

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