「おじぎ」の日本文化 電子版

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発売日:
2016年03月25日
商品形態:
電子書籍

関連作品有り

「おじぎ」の日本文化

  • 著者 神崎 宣武
発売日:
2016年03月25日
商品形態:
電子書籍

外国人にはいまだ奇妙に映る日本人の所作、「おじぎ」の不思議の謎を解く!

何気ない身振りやしぐさにも、文化に根差した意味があるはず。
外国人にとってはいまだにやはり奇妙な動作にみえるという「おじぎ」。この「おじぎ」はどんな文化の脈絡ではじまり、いつどんな変容をとげてきたのか。「三三九度」をはじめ、日本人のしぐさに根付いている習俗儀礼や日本文化について、民俗学的な解明を行ってきた著者による、目からウロコの「おじぎ」文化発見。
たとえば、時代劇の大名行列では「下に、下に」の掛け声とともに庶民は道端に額をつけて土下座して控えるシーンがみられるが、このような伏す姿は実際にはありえず、片膝をつき頭を下げる片膝礼であった。こんな誤解はいったいどこから来たのか。
「型の日本文化」の代表例である、歌舞伎・相撲・柔道・茶道などで伝承される「おじぎ」の典型は座礼。この座礼の大元は真言密教の三礼(平伏・揖・釈)からきているとされ、神道儀礼の三礼(神前礼)も密教から派生したといわれ、のちの武家の礼法につながるが、では、いつ、どんな経緯でこのような礼法になったのか。
そのことを、古くは絵巻物や絵解きの絵画史料、近世では幕府の公的な礼法の記録、近代ではモース、シーボルトの記録や修身・しつけなどの学校教育、軍隊の礼法などから解明。そのなかから、「おじぎ」は人間関係という制度系だけではなく、じつは着物や建物などの装置系、とりわけ畳の普及とのかかわりがターニングポイントであったと解く。
たんなる挨拶や会釈ばかりではなく、「おじぎ」に込められた、日本文化との深い関係を鮮やかに読み解く。

●本書は今は亡き司馬遼太郎が、著者に執筆のテーマとして「おじぎ」を書くことを強くすすめたことが端緒になっている。

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「「おじぎ」の日本文化」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 現在行われている「おじぎ」は案外新しいカタチ?大名行列の脇で庶民が頭をさげるときは、ウンチングスタイルだったとか、古来神仏の前で祈るときの姿勢は膝をついて爪先立ちだったとか、面白いお話がたくさん。ただ 現在行われている「おじぎ」は案外新しいカタチ?大名行列の脇で庶民が頭をさげるときは、ウンチングスタイルだったとか、古来神仏の前で祈るときの姿勢は膝をついて爪先立ちだったとか、面白いお話がたくさん。ただ、誤字が多く、図で示したものを本文に入れる際の手際が悪かったりで、ちょっと読みにくいかも。 …続きを読む
    こぽぞう☆
    2016年06月10日
    19人がナイス!しています
  • 民俗学者による、「おじぎ」の歴史。江戸時代には、朝廷や将軍向けの作法指南として高家が存在し、一般武士向けには小笠原家や伊勢家などの礼法が教えられた。庶民向けに浸透するのは明治時代以降。各地にあった自然 民俗学者による、「おじぎ」の歴史。江戸時代には、朝廷や将軍向けの作法指南として高家が存在し、一般武士向けには小笠原家や伊勢家などの礼法が教えられた。庶民向けに浸透するのは明治時代以降。各地にあった自然流の「おじぎ」が、神社祭式の統一や修身教育などによって統一されていく。 …続きを読む
    RYU
    2016年08月12日
    1人がナイス!しています
  • ★☆☆ 大名行列に平民が道端で正座している映像はよく見るが、時代考証的には正しくない。いわゆる正座は、畳が日常で使われる江戸時代の武家社会からとかなり新しい。 ★☆☆ 大名行列に平民が道端で正座している映像はよく見るが、時代考証的には正しくない。いわゆる正座は、畳が日常で使われる江戸時代の武家社会からとかなり新しい。
    Masako3
    2016年05月23日
    1人がナイス!しています

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