山椒大夫・高瀬舟・阿部一族 電子版
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発売日:
2012年06月22日
商品形態:
電子書籍

山椒大夫・高瀬舟・阿部一族

  • 著者 森 鴎外
発売日:
2012年06月22日
商品形態:
電子書籍

森鴎外の歴史物を集めた名作集。詳しい注釈付き。

人買いによって母と引き離されてしまった安寿と厨子王の姉弟。由良の山椒大夫に売られた二人は奴隷として辛い日々を送っていたが、姉は弟を逃がして自らは死を選ぶ。姉の犠牲によって脱走した弟は、父母を捜すべく都に向かい、出世をしていき……。犠牲の意味を問う「山椒太夫」、安楽死の問題を扱った「高瀬舟」、殉死制度のもたらした悲劇を描く「阿部一族」など、鴎外晩年の歴史物の名作9篇。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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「山椒大夫・高瀬舟・阿部一族」感想・レビュー
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  • 『阿部一族』封建社会の倫理体制の中で、外からかかってくる強い拘束やその時代の人々が習慣的に持っていた自己抑制が効かず、つい頭をもたげてきてしまう自我を抑えきれない。それが主君の怒りを買うのだとわかって 『阿部一族』封建社会の倫理体制の中で、外からかかってくる強い拘束やその時代の人々が習慣的に持っていた自己抑制が効かず、つい頭をもたげてきてしまう自我を抑えきれない。それが主君の怒りを買うのだとわかっているのか、わかっていても止められないのか、そうやって滅亡へとつきすすんでしまう阿部一族の悲劇。『最後の一句』の父の助命を求めるいちの自己主張。どちらの作品からも、江戸時代はまだまだ一部の人間以外は自己主張などできるような状況にはなかったということが強く感じられる。安楽死問題を扱った『高瀬舟』。『山椒大夫』。 …続きを読む
    NAO
    2018年12月23日
    67人がナイス!しています
  • 鴎外の九編の歴史小説:安寿と厨子王の『山椒大夫』。ある男が起こした刀傷沙汰とその妻の一途さを描く『じいさんばあさん』。父の冤罪を奉行に訴える長女の『最後の一句』。弟殺しに至った経緯を同心が尋ね、安楽死 鴎外の九編の歴史小説:安寿と厨子王の『山椒大夫』。ある男が起こした刀傷沙汰とその妻の一途さを描く『じいさんばあさん』。父の冤罪を奉行に訴える長女の『最後の一句』。弟殺しに至った経緯を同心が尋ね、安楽死を問う『高瀬舟』。唐時代の詩人の美貌の女道士を描く『魚玄機』。禅の公案のような雰囲気の『寒山拾得』。明治天皇崩御で乃木希典夫妻の自刃に端を発した『奥津弥五右衛門の遺書』と殉死の社会心理学的考察を含む『阿部一族』。徳川家康と失踪した元家臣との因縁を描く『佐橋甚五郎』。鴎外晩年作品を読んでみた。 …続きを読む
    Gotoran
    2016年10月26日
    66人がナイス!しています
  • 人間への驚きがつまっていた。人間はときに自分の決めた道をゆくためには他人からすれば予想を大きく超えた行動をとったり、思いもよらないものに誇りをかけていたりしておもしろい。「じいさんばあさん」は冒頭から 人間への驚きがつまっていた。人間はときに自分の決めた道をゆくためには他人からすれば予想を大きく超えた行動をとったり、思いもよらないものに誇りをかけていたりしておもしろい。「じいさんばあさん」は冒頭から予想外の展開にいつまでもしみじみと心に残った。仕えていた主君のために殉死した武士に負けないぐらい、おばあさんの気持ちの強さとやり遂げる一途さに感動した。「高瀬舟」は境遇から満たされるはずの無い人が穏やかに気持ちが満たされていて、どうやっても満たされることのない自分の欲深さを改めて省みてしまう作品だった。 …続きを読む
    Y
    2017年03月18日
    35人がナイス!しています

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