文豪さんへ。 近代文学トリビュートアンソロジー

文豪さんへ。 近代文学トリビュートアンソロジー

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784840131469
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文豪さんへ。 近代文学トリビュートアンソロジー

  • 著者 北村 薫
  • 著者 田口 ランディ
  • 著者 貫井 徳郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784840131469

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「文豪さんへ。 近代文学トリビュートアンソロジー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 人気作家が好きな近代文学作品をモチーフに短編を描く。モチーフ作品を導入として読めば、近代文学作品もすんなりと読める。何より作家さんの愛が詰まっている一冊。その作品との出会いや思い出、どれほどの思い入れ 人気作家が好きな近代文学作品をモチーフに短編を描く。モチーフ作品を導入として読めば、近代文学作品もすんなりと読める。何より作家さんの愛が詰まっている一冊。その作品との出会いや思い出、どれほどの思い入れがあるかを語るその姿勢には感動する。硬い文体に触れ、味わうこともまた、名作を読む楽しさの一つである。読み進めていくうちに、心が震え、脳が興奮し、文学の良さを再認識した。文学作品に登場する彼らは迷い、苦悩し、人を傷付け、自分も傷付け、更に過ちを犯す。でも、生きることに一所懸命は彼らは、眩しくてとても格好良い。 …続きを読む
    美羽と花雲のハナシ
    2012年05月19日
    41人がナイス!しています
  • 夏目漱石や芥川龍之介は過去に読書感想文を書くために読んだことはある。でも、自分の意志で読むのとでは感じ方も受けた印象もまるで違う。初読みの坂口安吾の作品は心を奪われると言うと大げさだけが、物語の世界に 夏目漱石や芥川龍之介は過去に読書感想文を書くために読んだことはある。でも、自分の意志で読むのとでは感じ方も受けた印象もまるで違う。初読みの坂口安吾の作品は心を奪われると言うと大げさだけが、物語の世界に入り込みそうな気分になった。一番心が温かくなりギュッと掴まれたのは新美南吉の手袋を買いに。宮部さんは赤い手袋を思い描いたけど、私はオフホワイトのふわふわとしたあったかい手袋を思い描いた。親の心が理解できるようになってから読むと一段と胸に迫るものがある。児童文学は心の奥底を文字で表現する難しい作品のように思う。 …続きを読む
    あつひめ
    2011年08月05日
    29人がナイス!しています
  • 面白かった。現代作家の短編→インタビュー→文豪の有名作品の流れが新鮮ですらすら読めました。皆、色んな文豪から影響を受けているだなと実感。その中でも教科書でお馴染みの中島敦の「山月記」と新美南吉の「手袋を 面白かった。現代作家の短編→インタビュー→文豪の有名作品の流れが新鮮ですらすら読めました。皆、色んな文豪から影響を受けているだなと実感。その中でも教科書でお馴染みの中島敦の「山月記」と新美南吉の「手袋を買いに」は強烈。前者は全編硬質な冴え冴えとした雰囲気が流れ、後者は冷たい雪山が舞台なのにほんのり暖かくなるから不思議。又、読みたくなったなぁ。 …続きを読む
    青葉麒麟
    2020年03月08日
    26人がナイス!しています

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