夏服パースペクティヴ

夏服パースペクティヴ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
464
ISBN:
9784041103180

夏服パースペクティヴ

  • 著者 長沢 樹
  • 写真 青山 裕企
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
464
ISBN:
9784041103180

「消失グラデーション」の長沢樹、待望の新作!

廃部寸前の都筑台高校映研の部長・遊佐渉は、映像制作に秀でた後輩の樋口真由とともに、夏休みを利用して行われる映像制作合宿に参加するが……現実と虚構の狭間で繰り広げられる惨劇に、若き探偵が挑む! 廃部寸前の都筑台高校映研の部長・遊佐渉は、映像制作に秀でた後輩の樋口真由とともに、夏休みを利用して行われる映像制作合宿に参加するが……現実と虚構の狭間で繰り広げられる惨劇に、若き探偵が挑む!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

映画と現実が交錯する空間から、読者を狙い撃ちする戦慄の仕掛けを見よ。
――千街晶之氏(文芸評論家)

読者に見せる物語の眺望(パースペクティヴ)を自在に操り、若者たちの意外かつシビアな真実を提示する。しかし、最後に残ったのは、若さの希望であった。その意味は噛みしめるべき価値がある。
――酒井貞道氏(書評家)
(「本の旅人」2012年12月号より)

「夏服パースペクティヴ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 重たい紺を脱ぎ棄てて、千切れそうな白を身に纏って。膚を覆う薄いリネン。緩めたタイとうっすら透けた下着の線。少女達は軽やかに、少しだけ淫靡に校庭を走り出す。一生に一度の夏休みが始まる。美しき先輩、バンド 重たい紺を脱ぎ棄てて、千切れそうな白を身に纏って。膚を覆う薄いリネン。緩めたタイとうっすら透けた下着の線。少女達は軽やかに、少しだけ淫靡に校庭を走り出す。一生に一度の夏休みが始まる。美しき先輩、バンドガールに他校生。夏合宿の非日常、殺人事件の非日常。重なり合うノイズに生まれた揺らぎ。夏服のフリッカーはめまいと倦怠感と吐き気を催して。パースペクティヴの乱れ世界平衡感覚失って。夏服の消失点は全てが終わった後。あるいは全ての始まりで。夏服の似合う少女を独り失った、それはまだ夏休みの終わりあまりに遠い日の出来事。 …続きを読む
    ひめありす@灯れ松明の火
    2013年05月15日
    112人がナイス!しています
  • ダラダラと長いのを我慢して読んだけど、ただ長いだけの話で読み疲れた。「戦慄の仕掛け」って何さ・・・ ダラダラと長いのを我慢して読んだけど、ただ長いだけの話で読み疲れた。「戦慄の仕掛け」って何さ・・・
    takaC
    2013年04月27日
    107人がナイス!しています
  • 樋口真由その2。2作目なのに1作目よりも前の年の話。ありえないようなトリックに騙されて面白かった。 樋口真由その2。2作目なのに1作目よりも前の年の話。ありえないようなトリックに騙されて面白かった。
    ダイ@2019.11.2~一時休止
    2013年11月12日
    99人がナイス!しています

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著者紹介

写真:長沢 樹(ながさわ いつき)

長沢 樹(ながさわ いつき)

新潟県生まれ。2011年『消失グラデーション』で、第31回横溝正史ミステリ大賞〈大賞〉を受賞し、同作でデビュー。デビュー作にして「2012年版 このミステリーがすごい!」(宝島社)、「2012 本格ミステリ・ベスト10」(原書房)にて、ともに第6位を獲得。

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