散り椿

映画化作品

散り椿

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年02月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
360
ISBN:
9784041101193

映画化作品

散り椿

  • 著者 葉室 麟
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年02月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
360
ISBN:
9784041101193

追われた男はなぜ帰ってきたのか? 新・直木賞作家の心揺さぶる時代長編!

一刀流道場四天王の一人と謳われた新兵衛が、18年ぶりに山間の小藩に帰郷した。居候として迎えることになった甥の藤吾は、迷惑なことと眉をひそめるが、やがて藩の不正をめぐる権力抗争が表面化する……。 一刀流道場四天王の一人と謳われた新兵衛が、18年ぶりに山間の小藩に帰郷した。居候として迎えることになった甥の藤吾は、迷惑なことと眉をひそめるが、やがて藩の不正をめぐる権力抗争が表面化する……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「散り椿」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 余命いくばくも無い妻からの頼み。夫・新兵衛に故郷に戻り為して欲しい事とは?藩主側用人にして出世頭・榊原采女の義父を斬ったのは誰か?妻の遺した言葉・和歌の真意は?謎に引き込まれ一気読み。物語として直木賞 余命いくばくも無い妻からの頼み。夫・新兵衛に故郷に戻り為して欲しい事とは?藩主側用人にして出世頭・榊原采女の義父を斬ったのは誰か?妻の遺した言葉・和歌の真意は?謎に引き込まれ一気読み。物語として直木賞『蜩の記』を上回りました(個人的印象です)鮮やかに裏返される妻の遺言・和歌。中年となった我が身と友・身分も生死も、かつて道場四天王と呼ばれた「あの若者たちはどこへ行ってしまったのだろう」切腹させられた父の汚名そそぐ為、出世に走る若武者・藤吾の、嫌っていた新兵衛の影響で変わり行くさま。→続く …続きを読む
    文庫フリーク@灯れ松明の火
    2012年03月13日
    84人がナイス!しています
  • 直木賞受賞作の「蜩ノ記」を、不覚にも図書館で読んでしまい、涙を堪えきれなかった失敗を生かして、自宅でひっそりと読みました。本当に素敵な作品で、葉室さんの小説を読むのは6つ目ですが、今までで一番好きです 直木賞受賞作の「蜩ノ記」を、不覚にも図書館で読んでしまい、涙を堪えきれなかった失敗を生かして、自宅でひっそりと読みました。本当に素敵な作品で、葉室さんの小説を読むのは6つ目ですが、今までで一番好きです。平山道場の四天王といわれた4人の男達の過去が知りたくなり、まるでミステリーのようでぐいぐいと読まされます。恋も友情も家族愛も、そして藩への忠誠心も、これでもかという程沢山のドラマが詰まっていました。涙なしでは読めませんが、是非是非沢山の方に読んでもらいたい傑作です! …続きを読む
    財布にジャック
    2012年07月08日
    83人がナイス!しています
  • 「散る椿は残る椿があると思えばこそ見事に散っていけるのだ」 このフレーズこそが物語の全てを伝えている。亡くなった妻の願い事を叶えに故郷に帰るところから始まる物語だが、夫婦愛友情と、人を想う気持ちと受け取 「散る椿は残る椿があると思えばこそ見事に散っていけるのだ」 このフレーズこそが物語の全てを伝えている。亡くなった妻の願い事を叶えに故郷に帰るところから始まる物語だが、夫婦愛友情と、人を想う気持ちと受け取る気持ちが一致しない切なさ、そして若き男が成長していく姿、女性としてあるべき姿等読み処満載で、良い作品だった。こういう作品をたくさん読みたい。 …続きを読む
    レアル
    2015年03月26日
    82人がナイス!しています

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