白楽天 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044072209
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白楽天 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

  • 著者 下定 雅弘
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044072209

平安時代から愛され続けた、明るく前向きな大詩人!

中国の大詩人であり、日本文化に多大な影響を与えた白楽天。彼が生涯に詠んだ3000首の詩の中から、53首を精選。第1部は少年期の友情の詩から退職した喜びを詠った詩まで。炭売りの老人への憐憫、左遷地で雪景色の香炉峰に感嘆する等の代表作を紹介する。第2部では、楽天が愛した家族、動物、四季の風物、酒、茶、音楽などを題材にした情愛濃やかな詩を味わう。多彩なコラムを加え、詩人・楽天の全体像が把握できる入門書。 中国の大詩人であり、日本文化に多大な影響を与えた白楽天。彼が生涯に詠んだ3000首の詩の中から、53首を精選。第1部は少年期の友情の詩から退職した喜びを詠った詩まで。炭売りの老人への憐憫、左遷地で雪景色の香炉峰に感嘆する等の代表作を紹介する。第2部では、楽天が愛した家族、動物、四季の風物、酒、茶、音楽などを題材にした情愛濃やかな詩を味わう。多彩なコラムを加え、詩人・楽天の全体像が把握できる入門書。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに
解説 白楽天 その一生と詩

第一部 白楽天の詩 少年時代から退官まで
1 決してくじけない!
2 民衆はこんなに苦しんでいる
3 みんなに暖かい服を
4 毎日がたいくつ
5 娘よ、たった三つでなぜ
6 閑なポストでつまらない
7 廬山でのんびり
8 やっと江州から出られる!
9 緋色の服がうれしい
10 長安よ、さようなら
11 西湖にうっとり!
12 杭州とお別れ
13 蘇州の夜
14 雪月花の時、君を思う
15 洛陽が最高
16 長安で戦慄の事件が!
17 人生で大切なものは?
18 一年また一年と心は澄んでいく
19 宰相にはやっぱりなりたかった
20 よくやった白楽天!

第二部 愛する人に語り、好きなものを詠う
1 おまえが遺した鏡を取り出して
2 けなげな妻よ
3 元シンよ、どうしている?
4 劉君、今から遊びに行くよ
5 池に立つ二羽の鶴
6 可愛い馬よ、五年毎日いっしょだった
7 散ってゆく桃の花よ
8 あまりに情が深すぎて
9 火鉢と別れるのが悲しい
10 かけめぐる春の風
11 三月が終わる
12 杏よ、おまえに会うのもこれが
13 耳にさらさら肌にひんやり
14 雨後の清涼
15 林間に酒を暖めて紅葉を焼く
16 ひるがえる浪の花!
17 雪かとみまがう月の光
18 冬の宴
19 朝の雪
20 筍がうまい!
21 自分で造る酒
22 朝酒の楽しみ
23 とれたての蜀茶
24 身体が軽い!
25 一日を五つに分けて
26 病と共に
27 終の棲家
28 いつでも釣りができる
29 我れながら見事な音色
30 西湖の湖上で霓裳羽衣
31 洛陽で流行った楊柳枝
32 日暮れまで詠い続けて
33 詩こそ我が人生

コラム
☆ 科挙
☆ 「新楽府」──詩で社会の問題を詠った白楽天
☆ 唐代の官制
☆ 江南好! 杭州と蘇州
☆ 長安と洛陽
☆ 儒家思想と老荘思想
☆ 今体詩と古体詩
☆ 恋愛経験を初めて詩に詠んだ白楽天
☆ おばあさんにもわかる
☆ 香山寺と白楽天の墓
☆ 霓裳羽衣曲
☆ 唐詩の時代区分

白楽天略年譜
引用詩原題一覧
白楽天関係略地図
図版一覧

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「白楽天 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ウェイリー版源氏物語や、その途中、中西進氏の『源氏物語と白楽天』を読んだこともあり、白楽天への関心が呼び起こされた。 惜しくも本書には、肝心の「長恨歌」が含まれないのだが、ま、初心者は高望みはしない。 ウェイリー版源氏物語や、その途中、中西進氏の『源氏物語と白楽天』を読んだこともあり、白楽天への関心が呼び起こされた。 惜しくも本書には、肝心の「長恨歌」が含まれないのだが、ま、初心者は高望みはしない。実際、読んでみて(漢詩としては)平易で親しみやすいと感じた。 …続きを読む
    やいっち
    2021年11月16日
    84人がナイス!しています
  •  長恨歌の作者として有名です。枕草子「香爐峰の雪は簾をかかげてみる」のくだりや源氏物語にも数多く登場するなど、古典を観賞する上でも教養として作品を理解しておきたい人物の一人です。  字(あざな)を「居易  長恨歌の作者として有名です。枕草子「香爐峰の雪は簾をかかげてみる」のくだりや源氏物語にも数多く登場するなど、古典を観賞する上でも教養として作品を理解しておきたい人物の一人です。  字(あざな)を「居易」と呼び、その意味は「君子居易以俟命、小人行險而僥倖」(君子は安全な所にいて運が巡ってくるのを待ち、小人は冒険をして幸いを求めるという」とのこと。 「君子危うきに近寄らず」ということでしょうか。  SNSのイジメも投稿者も反論できない場所からイジメる。とても「君子」のような人徳者とは言えません。 …続きを読む
    獺祭魚の食客@鯨鯢
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    68人がナイス!しています
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    2017年02月11日
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