故事成語の誕生と変容

故事成語の誕生と変容

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年09月17日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784047021488
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故事成語の誕生と変容

  • 著者 湯浅 邦弘
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年09月17日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784047021488

故事成語はこうして生まれた! 熟語が定着するまでの変遷を追う。

「塞翁が馬」の「翁」は中国の故事にはない。ではどこから来たのか? 故事成語の誕生に大きな役割を果たした「類書」(中国の百科事典のような書物)を追い、文字の加除や意味の反転が起きる謎を解明する。 「塞翁が馬」の「翁」は中国の故事にはない。ではどこから来たのか? 故事成語の誕生に大きな役割を果たした「類書」(中国の百科事典のような書物)を追い、文字の加除や意味の反転が起きる謎を解明する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「故事成語の誕生と変容」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 原典での意味と、現在に通じている意味との間にズレのある故事成語を取り上げ、それらがどのような過程を経て変化したのかについて述べた本。その変化に大きく寄与していたのは類書だそうで、その関わり方が非常に分 原典での意味と、現在に通じている意味との間にズレのある故事成語を取り上げ、それらがどのような過程を経て変化したのかについて述べた本。その変化に大きく寄与していたのは類書だそうで、その関わり方が非常に分かりやすく説明されています。私はこの本で類書という存在を知ったし、有名な故事成語の原義や成語にまつわる寓話を知れたのも面白かったです。 …続きを読む
    たま
    2014年07月09日
    9人がナイス!しています
  • 図書館にて。以前、中里十氏のブログに故事成語の俗解と出典元の食い違いは何が原因なのか問うものがあった(まんがタイムKRコミックス『落花流水』は、相思相愛の俗解の含みで名づけされてるのだが、原典では別離の 図書館にて。以前、中里十氏のブログに故事成語の俗解と出典元の食い違いは何が原因なのか問うものがあった(まんがタイムKRコミックス『落花流水』は、相思相愛の俗解の含みで名づけされてるのだが、原典では別離のたとえである)。これは「類書」が俗化していった果てにあるものだったんだなぁ。元は皇帝の権威を表す書物だったが、受験や詩作向けの実用事典になっていった。修辞に関わるもんだから、意味が反対になったりするのね。 …続きを読む
    kenitirokikuti
    2022年07月13日
    6人がナイス!しています
  • 故事成語の意味の変化や文字の異動について考察したもの。見過ごされがちなその理由を「類書」というキイワードで読み解いた良書。著者の丁寧な仕事ぶりに感動を覚えた。 故事成語の意味の変化や文字の異動について考察したもの。見過ごされがちなその理由を「類書」というキイワードで読み解いた良書。著者の丁寧な仕事ぶりに感動を覚えた。
    shouyi.
    2018年12月14日
    2人がナイス!しています

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