グラウンドの空

グラウンドの空

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年07月16日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784048740760

グラウンドの空

  • 著者 あさの あつこ
  • イラスト 佐々木 こづえ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年07月16日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784048740760

バッテリーの完結から5年。あさのあつこの新たな野球小説、開幕!

甲子園出場を目指すキャッチャーの瑞希。だが、中学の野球部はエース不在で、地区大会突破も危うい。そんな彼の前に現れた透哉は、ずば抜けた才能を持つピッチャーでありながら、心に深い傷を負っていて――。 甲子園出場を目指すキャッチャーの瑞希。だが、中学の野球部はエース不在で、地区大会突破も危うい。そんな彼の前に現れた透哉は、ずば抜けた才能を持つピッチャーでありながら、心に深い傷を負っていて――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「グラウンドの空」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読破。あさのあつこさん=中高生の野球部──。私の脳内イメージはこんな感じ。更にこの式には「=あだち充」と、すべて等号で結ばれる項が連なるという──、そんな、代名詞的(と勝手に思ってる)テーマな物語です。ほ 読破。あさのあつこさん=中高生の野球部──。私の脳内イメージはこんな感じ。更にこの式には「=あだち充」と、すべて等号で結ばれる項が連なるという──、そんな、代名詞的(と勝手に思ってる)テーマな物語です。ほぼ展開の読める感もありますが、それでも王道。わかっているのに読む人を感動させる筆力は素晴らしいです。そして、この先にある筈の物語を連想させるような終わり方。思わず続編が出てるのかと探したくなる──つまりは読ませる作りなんですね。 相変わらず、登場人物全員が不幸を背負っているという感じは「らしい」です。 …続きを読む
    七色一味
    2012年02月03日
    61人がナイス!しています
  • 紺碧の空に舞う白球、行方を指し示す星のように。競技に係わる少年たちが合言葉のように口にする聖地の名は夢を繋いで手元に留め置くための命綱。ただ、野球がやりたい。過疎の町、統廃合の予感、経済的困窮、投手の 紺碧の空に舞う白球、行方を指し示す星のように。競技に係わる少年たちが合言葉のように口にする聖地の名は夢を繋いで手元に留め置くための命綱。ただ、野球がやりたい。過疎の町、統廃合の予感、経済的困窮、投手の不在、子供の力ではままならぬ現実に晒される中学野球部。ただ、野球がやりたかった。希有な才能を持ちながらも夢の裏側に巣食う葛藤、嫉妬、挫折に心を苛まれ閉ざした投手。必然の出逢い、夢見た聖地へ続く道は険しく、この先どれほどの傷を負うかは分からない。けれど、ただ、野球をやっていく。これはまだ、はじまりの物語。 …続きを読む
    ちはや@灯れ松明の火
    2010年08月19日
    59人がナイス!しています
  • 野球を題材にはしているけど、野球の試合などでは無い。でも、こんな感じの作品も悪くはない。田舎の中学生たちが、野球を通じて心繋がっていく青春小説。不登校になり、心に傷を負っている透哉。野球部でエ-スが居 野球を題材にはしているけど、野球の試合などでは無い。でも、こんな感じの作品も悪くはない。田舎の中学生たちが、野球を通じて心繋がっていく青春小説。不登校になり、心に傷を負っている透哉。野球部でエ-スが居ないキャッチャーの瑞希。そしてその幼なじみの良治。最初はなんだかもどかしいような気もしたけど、野球を通じて心が通じあっていく。透哉が投げたボ-ルと一緒に瑞希は透哉の気持ちも受け止めたのかな。まだうぶでなおかつ背伸びしたい年頃の少年たちの友情物語、夏に読むのにぴったりかもね。 …続きを読む
    アッキ@道央民
    2021年08月07日
    49人がナイス!しています

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