夜明けの街で

映画化作品

夜明けの街で

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年07月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784043718085
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映画化作品

夜明けの街で

  • 著者 東野 圭吾
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年07月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784043718085

この恋は甘い地獄。彼女が天使とは限らない。

不倫する奴なんてバカだと思っていた。でもどうしようもない時もある――。建設会社に勤める渡部は、派遣社員の秋葉と不倫の恋に墜ちる。しかし、秋葉は誰にも明かせない事情を抱えていた……。 不倫する奴なんてバカだと思っていた。でもどうしようもない時もある――。建設会社に勤める渡部は、派遣社員の秋葉と不倫の恋に墜ちる。しかし、秋葉は誰にも明かせない事情を抱えていた……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

メディアミックス情報

「夜明けの街で」映画予告篇


「夜明けの街で」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • メインプロットは、派遣社員との社内不倫。そしてサブプロットは、彼女が絡む殺人事件。いずれも、この軽い文体表現(必ずしも悪い意味ではない)では小説の全体を背負いきれない。ところが、この2つが組み合わさる メインプロットは、派遣社員との社内不倫。そしてサブプロットは、彼女が絡む殺人事件。いずれも、この軽い文体表現(必ずしも悪い意味ではない)では小説の全体を背負いきれない。ところが、この2つが組み合わさると、そこになんとも巧みな小説世界が現出するという仕掛け。テーマがテーマであるだけに読者は肯定しにくいのだろうが、なかなかどうして上手いものだ。不倫にのめりこんでいきつつ動揺を隠せない男の心理の描出も、2転3転する結末の巧みさも。渡部の間抜けさかげんに比して、秋葉の去り際のなんとも鮮やかで見事なこと。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2020年05月04日
    849人がナイス!しています
  • 女性ならば男に対する嫌悪感が否応なしに増す物語だろう。奥さんに罪悪感あるなら不倫しなければいいじゃん!と声高に唱える姿が目に浮かぶようだ。しかし同性の男性が共感する話では決してない。私はこの主人公渡部 女性ならば男に対する嫌悪感が否応なしに増す物語だろう。奥さんに罪悪感あるなら不倫しなければいいじゃん!と声高に唱える姿が目に浮かぶようだ。しかし同性の男性が共感する話では決してない。私はこの主人公渡部の言葉や思想がいやに断定的で世の中の男性の思いを代弁しているかのように書かれているのが非常に腹立たしかった。そんな不快感を終始覚えた本書は最後の事件の真相が明らかになってどうにかギリギリのところで踏み止まってくれた。やはりこれはミステリだった。しかし不倫を正当化する男の話はこれ1冊で勘弁してもらいたい。 …続きを読む
    Tetchy
    2014年10月01日
    826人がナイス!しています
  • 【不倫】 テレビ・映画では「金曜日の妻たちへ」や「マディソン郡の橋」 文学作品では「失楽園」、「夫婦が指輪をはずすとき」 著名人の発言では、「不倫は文化」と放言したり、「妻子ある人を愛したんじゃない、 【不倫】 テレビ・映画では「金曜日の妻たちへ」や「マディソン郡の橋」 文学作品では「失楽園」、「夫婦が指輪をはずすとき」 著名人の発言では、「不倫は文化」と放言したり、「妻子ある人を愛したんじゃない、愛した人に妻子があっただけ」とディベートを展開したり、「不適切な関係」と反省した大統領もいましたっけ? でも結局「相手を傷つけたくない」なんてのは「自分は悪者になりたくない」ことの裏返し(笑) 事件の真相はちょっと無理やりな感じだったけど娯楽作品として読んでください <(^_^; …続きを読む
    射手座の天使あきちゃん
    2014年11月24日
    474人がナイス!しています

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著者紹介

東野 圭吾(ひがしの・けいご)

1958年、大阪府生まれ。85年、『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞。12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。その他の著書に『殺人の門』『探偵倶楽部』『さまよう刃』『夜明けの街で』『虚ろな十字架』『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』など多数。海外においても『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が中国国内でベストセラー50万部を突破するなど、アジア圏を中心に支持を受け、韓国では国内作家を抑えて<2014ゴールデンブックアワード>に選出された。

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