鼻 電子版
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発売日:
2008年08月01日
商品形態:
電子書籍

  • 区分表記なし 曽根 圭介
発売日:
2008年08月01日
商品形態:
電子書籍

権力と戦う外科医と暴力刑事。物語が交差する時、衝撃の結末が待っていた! 第14回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作

人間たちは、テングとブタに二分されている。鼻を持つテングはブタに迫害され、殺され続けている。外科医の「私」は、テングたちを救うべく、違法とされるブタへの転換手術を決意する。一方、自己臭症に悩む刑事の「俺」は、2人の少女の行方不明事件を捜査している。そのさなか、因縁の男と再会することになるが……。日本ホラー小説大賞短編賞受賞作「鼻」他二編を収録。著者の才気が迸る傑作短編集。

カバーイラスト/磯良一

メディアミックス情報

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「鼻」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 曽根さん2冊目は、ホラー大賞受賞作『鼻』を含む短編集。『暴落』は個人が株価で評価される世の中を描いた物語は、筒井康隆さんや阿刀田高さんを彷彿させる黒い笑いに満ちている。『受難』は人通りないビルの谷間に 曽根さん2冊目は、ホラー大賞受賞作『鼻』を含む短編集。『暴落』は個人が株価で評価される世の中を描いた物語は、筒井康隆さんや阿刀田高さんを彷彿させる黒い笑いに満ちている。『受難』は人通りないビルの谷間に手錠で拘束された男の話で不条理な味わいが阿部公房さんを思い出す。表題作は公然と差別がまかり通っている世界で、二人の視点で事件が交錯し、最後に皮肉な因果と叙述トリックが判る。どの話もゾッとする禍々しいブラックさで、下手なイヤミスを凌駕する後味の悪さ。初期作で独特の世界を構築した筆力は凄いが...好きではない。 …続きを読む
    しんたろー
    2021年03月06日
    188人がナイス!しています
  • 曽根作品初読み。理不尽と不条理が存分にブラックに描かれたSFホラー3編。自分という存在そのものが株式化された社会を描いた「暴落」は、パーソナルに纏わる様々な要因がステータスを決定付けるという、滑稽であ 曽根作品初読み。理不尽と不条理が存分にブラックに描かれたSFホラー3編。自分という存在そのものが株式化された社会を描いた「暴落」は、パーソナルに纏わる様々な要因がステータスを決定付けるという、滑稽でありながらもそら恐ろしい作品。囚われの身となった自分を何故か誰も解放してくれない「受難」は、今の世の中あながち無いとも言い切れない偏執的な人間の恐ろしさが描かれた怪作。そして表題作の「鼻」。ミステリ的な技巧を凝らしつつ、妄想が現実を凌駕する混沌とした世界を描いた強烈な一作だ。落ちに背筋が凍る満足度高めの1冊。 …続きを読む
    🐾Yoko Omoto🐾
    2016年06月04日
    164人がナイス!しています
  • ホラー系短編集。どれもが救われない破滅に向かう話であり共通する事は読み進めないと立ち位置が不明瞭な点である。「暴落」は人間の価値が株式市場で評価される時代に不良の兄のせい自身の株価が暴落し婚約者からも ホラー系短編集。どれもが救われない破滅に向かう話であり共通する事は読み進めないと立ち位置が不明瞭な点である。「暴落」は人間の価値が株式市場で評価される時代に不良の兄のせい自身の株価が暴落し婚約者からも見捨てられやがては自分の臓器まで売買される末路が描かれ「受難」は意識を失った男がビルとビルとの間の路地に手錠でつながれ時々顔を合わせる少女、少年と中年男性に助けを求めるも会話が噛み合わずに脱出できない。少女は新興宗教に取り憑かれ男を修行者で自分を介助者と思い込み男を穴に埋め込む。「鼻」は難解な話であった。 …続きを読む
    テディ
    2017年10月21日
    157人がナイス!しています

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