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「ふちなしのかがみ」感想・レビュー
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年の数だけ並べた赤いろうそくのその奥、鏡に映る午前0時の未来の私。そう、あの一瞬を見なければ。ただそれだけの間違いを犯したあの瞬間から私の歯車は狂い始めた――赤黒い血と見えない手、溢れる死体と校内に響 …続きを読む2015年04月20日308人がナイス!しています
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辻村さんの書く怪談てどんなだろうと、以前から読んでみたかった本。正直に言えば『ブランコをこぐ足』はよく意味がわからなかったし(私の理解力のなさが原因だが)『おとうさん、したいがあるよ』もあまりにも現実 …続きを読む2012年08月19日260人がナイス!しています
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初読。じわじわと圧迫感を覚えるような、息苦しい怖さだった。表題作よりは「おとうさん、したいがあるよ」の印象が強い。「八月の天変地異」は乙一の「ハジメ」のような、架空のお友達設定を、うまく使っていた。2009年07月01日259人がナイス!しています
著者紹介
辻村 深月(つじむら・みづき)
1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞受賞。12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞受賞。主な著書に『本日は大安なり』『ふちなしのかがみ』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など多数。