太平記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
434
ISBN:
9784044072100
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太平記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

  • 編者 武田 友宏
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
434
ISBN:
9784044072100

皇統と武家の政権争いに翻弄された群像の悲哀。南北朝の軍記物語への招待。

『平家物語』と並ぶ軍記物語の傑作。後醍醐天皇の即位から、討幕計画、鎌倉幕府の滅亡、天皇親政による建武中興と崩壊、足利幕府の成立と朝廷の南北分裂、足利家の内紛を経て、細川頼之管領就任までの、約50年間にわたる史上かつてない動乱の時代を描く。強烈な個性の後醍醐天皇をはじめ、大義名分のもとに翻弄される新田・足利・楠木など、多くの人たちの壮絶な人間群像と南北朝という時代をダイジェストで紹介。 『平家物語』と並ぶ軍記物語の傑作。後醍醐天皇の即位から、討幕計画、鎌倉幕府の滅亡、天皇親政による建武中興と崩壊、足利幕府の成立と朝廷の南北分裂、足利家の内紛を経て、細川頼之管領就任までの、約50年間にわたる史上かつてない動乱の時代を描く。強烈な個性の後醍醐天皇をはじめ、大義名分のもとに翻弄される新田・足利・楠木など、多くの人たちの壮絶な人間群像と南北朝という時代をダイジェストで紹介。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

『太平記』本文

解説
 『太平記』──作品紹介

付録
 『太平記』探求情報
 転向・降伏した主な武将
 二大派閥の呼称・類例
 『太平記』略年表
 『太平記』関係系図 皇室略系図
 『太平記』関係系図 清和源氏略系図
 『太平記』関係系図 桓武平氏略系図
 旧国名・県名対照一覧

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「太平記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 吉川英治著『私本太平記』と並行して読んだのが本書。古典『太平記』全40巻の特徴的な部分を歴史仮名遣いで採用して解説し、それをあらすじで繋いでいるので全体が展望できる。吉川が原典のどの部分を採用し、不採用 吉川英治著『私本太平記』と並行して読んだのが本書。古典『太平記』全40巻の特徴的な部分を歴史仮名遣いで採用して解説し、それをあらすじで繋いでいるので全体が展望できる。吉川が原典のどの部分を採用し、不採用にしたのか、また原典をどの様に補い変更したのかよく解り非常に興味深く読んだ。『太平記』は序文から全巻を貫く政治のあるべき根本、君主と臣下の守るべき道を示している。即ち、君主は徳を備え、臣下は仁をもって民を育むことにあると繰り返している。ここで君主とは天皇であり、親王も武家の将軍も等しく臣下としている。 …続きを読む
    書斎六尺
    2017年02月02日
    37人がナイス!しています
  • 太平記は長い物語でなかなか難しいと思う。この本の巻二十七で集約された説明があり、「太平記(四)」岩波文庫で確認して、やっと理解が進んだ気がした。後醍醐天皇と足利尊氏が主役であるが、鎌倉幕府の執権北条氏を 太平記は長い物語でなかなか難しいと思う。この本の巻二十七で集約された説明があり、「太平記(四)」岩波文庫で確認して、やっと理解が進んだ気がした。後醍醐天皇と足利尊氏が主役であるが、鎌倉幕府の執権北条氏を長い戦いで倒し、後醍醐天皇の親政が始まったが、武士階級に恩賞を与えず、足利尊氏の離反により、あっけなく崩壊する。その後足利尊氏と直義兄弟と執事高師直の確執があり、まあ内乱状態であった。巻二十七では山伏の雲景の未来記が御霊会談から始まる。魔界の御霊サミットで天下に大乱を起す評議会が開かれた。主役は後醍醐天皇。 …続きを読む
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    2022年08月17日
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  • 1371~1374年に成立し、小島法師のほか複数の作者が存在すると言われる『太平記』40巻のダイジェスト版。儒学の君臣観と因果応報の価値観に基づいて書かれ、北条氏への批判と天皇に対する尊崇がやや強いほか、中世ら 1371~1374年に成立し、小島法師のほか複数の作者が存在すると言われる『太平記』40巻のダイジェスト版。儒学の君臣観と因果応報の価値観に基づいて書かれ、北条氏への批判と天皇に対する尊崇がやや強いほか、中世らしく後醍醐天皇や楠木正成の怨霊や妖怪の類も登場するが、大部分は足利尊氏一族や新田義貞一族を中心とする南北朝の争いが描かれている。楠木正成と一族は智・仁・勇を兼ね備えてかつ忠義に生きる爽やかさで人気があるのも納得だが、新田も頑張っていたと思う。裏切りと保身ばかりの世に、彼らがいてくれてほっとする。 …続きを読む
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