シルクロードの滑走路

シルクロードの滑走路

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年05月23日
判型:
文庫判
ページ数:
400
ISBN:
9784043755035
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シルクロードの滑走路

  • 著者 黒木 亮
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年05月23日
判型:
文庫判
ページ数:
400
ISBN:
9784043755035

ソ連崩壊後の小国に航空機を売り込む青年商

東洋物産モスクワ駐在員・小川智は、キルギス共和国との航空機ファイナンス契約を試みるが、交渉は困難を極める。緊迫の国際ビジネスと、激動のユーラシアをたくましく生きる諸民族への共感を描く。 東洋物産モスクワ駐在員・小川智は、キルギス共和国との航空機ファイナンス契約を試みるが、交渉は困難を極める。緊迫の国際ビジネスと、激動のユーラシアをたくましく生きる諸民族への共感を描く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「シルクロードの滑走路」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 黒木さんの経済小説です。 中央アジアのキルギスに航空機を売り込む物語。 民主主義・経済常識が通じない人たちへの奮闘ぶりが脳裏に浮かびながら読み進めました。 ラストの詐欺は驚きでしたが、確かに最初のほうに 黒木さんの経済小説です。 中央アジアのキルギスに航空機を売り込む物語。 民主主義・経済常識が通じない人たちへの奮闘ぶりが脳裏に浮かびながら読み進めました。 ラストの詐欺は驚きでしたが、確かに最初のほうにクルドや難民に関する伏線が張られていたことを最後に思い出しました。 専門用語も多く難しい部分もありますが、こういった企業モノや経済モノが好きな方(自分も含めて)には楽しめる一冊ですね。 …続きを読む
    幹事検定1級
    2014年06月16日
    9人がナイス!しています
  • 20代の頃、公的および民間の金融機関で航空機ファイナンスを齧っていたことがあり、専門用語などがとても懐かしかった。僕はそういう意味でこの小説をかなり堪能したのだが、一般の読者にとってはどこがどうクライ 20代の頃、公的および民間の金融機関で航空機ファイナンスを齧っていたことがあり、専門用語などがとても懐かしかった。僕はそういう意味でこの小説をかなり堪能したのだが、一般の読者にとってはどこがどうクライマックスやねん?と消化不良だったのではないかと。サイドストーリーに盛り込まれていたクルド民族の話や、キルギス運輸省顧問のソフィアとのちょっとしたランデブーがもう少し広がりを見せていたら、と思うのは贅沢なのかな。黒木亮の小説は最後に読者にカタルシスを与えるという肝心なところがときたま弱いかも。 …続きを読む
    速読おやじ
    2017年04月06日
    7人がナイス!しています
  • 緻密な描写で航空機ファイナンスビジネスの現場を描いている作品。登場人物の愛憎劇などは皆無な作風ゆえ、サラリーマンの活動記録か何かを読んでいるような気持ちになる。地政学や金融のちょっとした勉強にもなりま 緻密な描写で航空機ファイナンスビジネスの現場を描いている作品。登場人物の愛憎劇などは皆無な作風ゆえ、サラリーマンの活動記録か何かを読んでいるような気持ちになる。地政学や金融のちょっとした勉強にもなります。 …続きを読む
    よしむら
    2019年03月24日
    3人がナイス!しています

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