前巷説百物語

前巷説百物語

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年04月20日
判型:
四六判
ページ数:
736
ISBN:
9784048737692

前巷説百物語

  • 著者 京極 夏彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年04月20日
判型:
四六判
ページ数:
736
ISBN:
9784048737692

晴らせぬ恨みを請負い、裏の渡世人たちが仕込む驚愕の仕掛けとからくり!!

直木賞受賞作「後巷説百物語」へ続く、若き又市たちの活躍を描く。大胆な仕掛けで恨みを晴らす又市たちの出会いが語られる。 直木賞受賞作「後巷説百物語」へ続く、若き又市たちの活躍を描く。大胆な仕掛けで恨みを晴らす又市たちの出会いが語られる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「前巷説百物語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 巷説シリーズの原点的作品と言えるでしょう。江戸時代を舞台に、若い又市さんが活躍します。まだ青さがあるせいか、失敗や反省することが多いのが微笑ましいけれど重く感じます。拙さが見られるだけに、他の作品の又 巷説シリーズの原点的作品と言えるでしょう。江戸時代を舞台に、若い又市さんが活躍します。まだ青さがあるせいか、失敗や反省することが多いのが微笑ましいけれど重く感じます。拙さが見られるだけに、他の作品の又市さんが成長したなと思えるのかもしれません。義理と人情で果敢に事件を解決しようとする姿が恰好良いです。歯がゆさもありつつ、魅力のある又市さんを堪能できました。 …続きを読む
    優希
    2017年07月18日
    95人がナイス!しています
  • 再読。伊右衛門の事があってからの又市は燻っていた。そんな若かりし頃の又市がスカウトされたのは人の損を買い取って解決する仕事だった。これは彼が隠形となる前のお話。『病葉草紙』の棠庵先生はこの時点は飄々と 再読。伊右衛門の事があってからの又市は燻っていた。そんな若かりし頃の又市がスカウトされたのは人の損を買い取って解決する仕事だった。これは彼が隠形となる前のお話。『病葉草紙』の棠庵先生はこの時点は飄々とした老爺として登場していました。ただ、その後、行方不明とは不穏すぎて・・・。問題を見通した上で又市が何とか誰も死なないように収めたいと願う様は青くも眩しい。だがそれでも犠牲は出てしまうのはどうしても悔しさを覚えてならない。更に山崎さんの過去の行いや人柄が明かされるにつれて手に掛けられた時の諦観が一層、切ない。 …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2025年06月23日
    46人がナイス!しています
  • 再読です。江戸時代を舞台に若き又市さんの物語。まだ青さが感じられ、失敗や反省ばかりなのが微笑ましかったです。義理と人情で果敢に事件を解き明かそうとする姿は格好良いのですけどね。又市さんの魅力を堪能しま 再読です。江戸時代を舞台に若き又市さんの物語。まだ青さが感じられ、失敗や反省ばかりなのが微笑ましかったです。義理と人情で果敢に事件を解き明かそうとする姿は格好良いのですけどね。又市さんの魅力を堪能しました。 …続きを読む
    優希
    2023年12月31日
    39人がナイス!しています

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著者紹介

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。

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