不連続殺人事件

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041100196

不連続殺人事件

  • 著者 坂口 安吾
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041100196

鬼才・安吾が遺した不朽の傑作ミステリー! 待望の新装刊。

詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まった様々な男女。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに、血が血を呼んで、恐るべき八つの殺人が生まれた――。第二回探偵作家クラブ賞受賞作。 詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まった様々な男女。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに、血が血を呼んで、恐るべき八つの殺人が生まれた――。第二回探偵作家クラブ賞受賞作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「不連続殺人事件」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★★☆ 日本の古典推理小説の名作! 類似のトリックは今でも多く使われるものであり、後世への影響力の大きさをうかがわせる。 内容もめちゃくちゃ面白いのだが、個人的には犯人及び動機は解説編に入る前に看破でき ★★★★☆ 日本の古典推理小説の名作! 類似のトリックは今でも多く使われるものであり、後世への影響力の大きさをうかがわせる。 内容もめちゃくちゃ面白いのだが、個人的には犯人及び動機は解説編に入る前に看破できた。 ただし秋子殺害の必要性(不連続性の演出)は、予期しなかった千草及び内海の殺害が加わったことで消滅したはずであり、それにもかかわらず危険を犯して実行したのには違和感を感じる。 あと、自分が最後の殺人を予測できていたこともあり、それを防げなかった巨勢博士がやや無能にも思えたのは残念。 …続きを読む
    Kircheis
    2022年03月04日
    345人がナイス!しています
  • 山奥の豪邸に集まった好色の文士や画家、美女醜女。まるで猛獣の集まりだが、解説にある如く、ミステリとはいえ安吾の小説作法を踏まえた作りになっている。語り手は「巨勢博士を同道せよ」との謎の招待状に呼び出さ 山奥の豪邸に集まった好色の文士や画家、美女醜女。まるで猛獣の集まりだが、解説にある如く、ミステリとはいえ安吾の小説作法を踏まえた作りになっている。語り手は「巨勢博士を同道せよ」との謎の招待状に呼び出される。この巨勢博士なる青年、人間観察が低い線で停まっているゆえ(文学の才はまるでないけれど)探偵の天才なのだそうだ。愛欲の縺れた糸と利害の見えづらい糸を見極め、8人もの人が殺された際の犯行可能性を一々考えての推理は難しい。が、メイントリックに気づけば犯人の見当はつく。後は巨勢博士の理路整然たる解明を待つのみ。 …続きを読む
    夜間飛行
    2022年08月06日
    265人がナイス!しています
  • Twitterのフォロワーさんから頂いた本。安吾といえば「堕落論」などが有名で些か取っ付き難いイメージがありますが、本作は娯楽的推理小説。第2回探偵作家クラブ受賞作品だけあって切れ味鋭く、グイグイと読ませます Twitterのフォロワーさんから頂いた本。安吾といえば「堕落論」などが有名で些か取っ付き難いイメージがありますが、本作は娯楽的推理小説。第2回探偵作家クラブ受賞作品だけあって切れ味鋭く、グイグイと読ませます。登場人物が多く、関係も複雑なので理解するのにやや手間取りますが、一癖も二癖もある強烈なキャラクター達が織り成す愛憎が激しい渦となり、やがて物語が収斂していく様はとてもドラマチック。最後まで犯人が解らず、ドキドキしながら読みました。面白かったです。 …続きを読む
    青蓮
    2018年04月09日
    108人がナイス!しています

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