残花亭日暦

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041314340
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残花亭日暦

  • 著者 田辺 聖子
  • デザイン 角川書店装丁室 都甲玲子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041314340

夫が妻に残した最後の言葉とは?林真理子さん,小川洋子さん、涙の絶賛!

96歳の母、車椅子の夫と暮らす多忙な作家の生活日記。仕事と介護を両立させ、旅やお酒を楽しもうとあれこれ工夫する中で、最愛の夫ががんになった。看病、入院そして別れ。人生の悲喜が溢れ出す感動の書。 96歳の母、車椅子の夫と暮らす多忙な作家の生活日記。仕事と介護を両立させ、旅やお酒を楽しもうとあれこれ工夫する中で、最愛の夫ががんになった。看病、入院そして別れ。人生の悲喜が溢れ出す感動の書。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「残花亭日暦」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「かわいそに。ワシはあんたの。味方やで」病院の枕辺で独り泣く妻に御夫君がつぶやく。互いを信頼し思いやる夫婦仲に、思わず目頭が熱くなる。本作は最愛の御夫君を看取られたおセイさんの約10ヶ月間の日記だ。けれ 「かわいそに。ワシはあんたの。味方やで」病院の枕辺で独り泣く妻に御夫君がつぶやく。互いを信頼し思いやる夫婦仲に、思わず目頭が熱くなる。本作は最愛の御夫君を看取られたおセイさんの約10ヶ月間の日記だ。けれど湿っぽさは微塵も感じられず、彼女の向日性に根ざした朗らかでユーモラスな筆致がとても魅力的だ。苦しみも悲しみも不安も、呵々と笑ってやり過ごす。多忙を極める中での看護だが、作家として文学に向き合うことが彼女の救いとなったのかもしれない。読了後逆に私が励まされ元気をいただいて、深く感謝。佳き哉、面白き人生! …続きを読む
    ちゃちゃ
    2022年02月27日
    113人がナイス!しています
  • 日々の想いをユーモラスに語る日記ですが、心に刺さりました。大変なことを明るく捉えられるおせいさんが凄いとしか言えません。カモカのおっちゃんとの最期の日々が悲しいですし。別れを見据えながらも前向きにいら 日々の想いをユーモラスに語る日記ですが、心に刺さりました。大変なことを明るく捉えられるおせいさんが凄いとしか言えません。カモカのおっちゃんとの最期の日々が悲しいですし。別れを見据えながらも前向きにいられる力に感動します。 …続きを読む
    優希
    2018年05月17日
    80人がナイス!しています
  • 源氏物語他の講演、実母の介護だけでも大変なのに、怒濤の執筆量(知らんけど)とカモカのおっちゃんが入院する病院へ通う日々。葬儀の時の弔電、泣ける。文緒さまの日暦は未だ読む気分になれず……。 源氏物語他の講演、実母の介護だけでも大変なのに、怒濤の執筆量(知らんけど)とカモカのおっちゃんが入院する病院へ通う日々。葬儀の時の弔電、泣ける。文緒さまの日暦は未だ読む気分になれず……。
    kei302
    2022年11月08日
    55人がナイス!しています

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