日蓮「立正安国論」「開目抄」 ビギナーズ 日本の思想

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年04月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044094218
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日蓮「立正安国論」「開目抄」 ビギナーズ 日本の思想

  • 著者 日蓮
  • 編者 小松 邦彰
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年04月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044094218

わかりやすい現代語訳と伝記で読む、日蓮の人と著作の入門書!

13世紀、打ち続く大地震・疫病・飢饉等によって深刻な社会不安が蔓延する中、法華経の行者である日蓮は、二大名著を著した。災厄を招いた原因の追究を通して外敵の襲来を予言した『立正安国論』、自らの運命を自覚し末世の導師となると宣言した『開目抄』だ。たび重なる法難に生命の危険を感じながらも法華経の行者としての自覚を深め、法華経の教えを広める日蓮の姿に、社会と宗教が連動する中世思想が浮かび上がる! 13世紀、打ち続く大地震・疫病・飢饉等によって深刻な社会不安が蔓延する中、法華経の行者である日蓮は、二大名著を著した。災厄を招いた原因の追究を通して外敵の襲来を予言した『立正安国論』、自らの運命を自覚し末世の導師となると宣言した『開目抄』だ。たび重なる法難に生命の危険を感じながらも法華経の行者としての自覚を深め、法華経の教えを広める日蓮の姿に、社会と宗教が連動する中世思想が浮かび上がる!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

  はじめに

立正安国論

一、災難の由来について
二、災難が信仰の誤りによるという経文の証拠
三、謗法の事実について
四、謗法の人と法について
五、法然の謗法と災難の原因について
六、上奏の当否について
七、災難への対策について
八、謗法の禁断について
九、謗法の対治と立正安国について
十、謗法の対治を領解する

開目抄

序 敬うべき師と学ぶべき教え

一 仏教と中国・インドの宗教思想の比較
二 法華経の二大真理
三 法華経の行者と受難
四 法華経の行者守護の必然
五 久遠実成の本仏釈尊
六 法華経の行者日蓮の確認
七 滅罪と解脱
八 弘経の方軌
結 受難と法悦

原文
立正安国論
開目抄

日蓮の生涯
一 誕生と出家
二 立教開宗と鎌倉弘教
三 立正安国論の奏進
四 受難の生活
五 佐渡の生活
六 身延入山と終焉

日蓮の遺文
一 立正安国論
二 開目抄
三 観心本尊抄
四 撰時抄
五 報恩抄

日蓮略年譜
読書案内

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「日蓮「立正安国論」「開目抄」 ビギナーズ 日本の思想」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 日蓮の考え方を知る入門として読んでみた。なるほどこの過激さだと他宗派から目の敵にされるよね。色々な経典を読み込み、色々な宗派の勉強もしたうえで、法華経が一番だという結論に至ったのだろうし、当時の情勢の 日蓮の考え方を知る入門として読んでみた。なるほどこの過激さだと他宗派から目の敵にされるよね。色々な経典を読み込み、色々な宗派の勉強もしたうえで、法華経が一番だという結論に至ったのだろうし、当時の情勢の中で、民衆を救いたい気持ちは人一倍強かったのだなと思う。自分にも人にも厳しい人、妥協は絶対しない人だったのだろう。批判されている源空(法然)や、禅宗の栄西や道元、真言宗の空海の著作も読んでみたいし、評価している最澄についても読んでみたい。中世という近代科学以前の世界の考え方ってどんなものか更に考えたい。 …続きを読む
    takeapple
    2017年10月20日
    13人がナイス!しています
  • 日蓮の代表的著作「立正安国論」と「開目抄」の現代語訳と原文、日蓮の生涯など収録。現代語訳はかなり読みやすいが前提の知識がないので深読みには仏教辞典が必要かも。立正安国論は客と主人の問答で法華経を論じ他 日蓮の代表的著作「立正安国論」と「開目抄」の現代語訳と原文、日蓮の生涯など収録。現代語訳はかなり読みやすいが前提の知識がないので深読みには仏教辞典が必要かも。立正安国論は客と主人の問答で法華経を論じ他宗を批判している形式とは知りませんでした。開目抄はより論理的でエキセントリックです。強烈な個性と知識、想像以上でした。浄土宗・真言宗・禅宗の方々にはオススメできません(笑) …続きを読む
    Tomoichi
    2016年02月08日
    9人がナイス!しています
  • 原文と現代語訳により、日蓮思想にふれる。「立正安国論」は問答形式、「開目抄」は論稿形式であり、前者が概要編(現実の災厄の原因は法華経への不帰依にある)、後者が仏教の他宗他派の教説の批判を中心に述べる。 原文と現代語訳により、日蓮思想にふれる。「立正安国論」は問答形式、「開目抄」は論稿形式であり、前者が概要編(現実の災厄の原因は法華経への不帰依にある)、後者が仏教の他宗他派の教説の批判を中心に述べる。訳文を先に読むと、存外原文も明瞭な構成で、前者は特に法然の教説に的を絞る批判、後者は天台宗における法華経の受容を踏まへた他宗の批判として専門化する。 …続きを読む
    浅香山三郎
    2022年04月11日
    8人がナイス!しています

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