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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年08月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784047033962

「待つ」ということ

  • 著者 鷲田 清一
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2006年08月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784047033962

ひとは自分の生をどう生きてきたか。「待つ」ことから探る哲学的断章。

現代は待たなくてよい社会、待つことができない社会になった。現代社会が失った「待つ」という行為や感覚の現象学的な考察から、生きること、生きていることの意味に分け入る、臨床哲学からの哲学エッセイ。

〈目次〉
   まえがき

1 焦れ

2 予期

3 徴候

4 自壊

5 冷却

6 是正

7 省略

8 待機

9 遮断

10 膠着

11 退却

12 放棄

13 希い

14 閉鎖

15 酸欠

16 倦怠

17 空転

18 粥状

19 開け

   あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

メディアミックス情報

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「「待つ」ということ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「待つ」ことには苦しい記憶しかない。息子の出生時、医師から或る事実を口止めされ、二三日誰にも言えなかった時。息子が小学生のとき白血病を患い、一緒に遊ぶことも歩くことも叶わなかった日々。武蔵は〈待たせる 「待つ」ことには苦しい記憶しかない。息子の出生時、医師から或る事実を口止めされ、二三日誰にも言えなかった時。息子が小学生のとき白血病を患い、一緒に遊ぶことも歩くことも叶わなかった日々。武蔵は〈待たせる〉ことで相手の自壊を〈待った〉という。小次郎が苛立ちを否定しながら待ったのに比べ、武蔵は寝ながら待った。私の場合、小次郎と違って待つことしかできなかったのがむしろ救いだったかも知れない。今は子の成長に期待しながら生きているが、《予期が潰えた後に立ちあがってくる待機としての「待つ」》へと向かっていくのだろうか。 …続きを読む
    夜間飛行
    2017年06月12日
    99人がナイス!しています
  • “待ちわびて、待ちあぐねて、待ちかねて、待ちくたびれて、待ち明かして、待ちつくして…というふうに、あてどなく待つときの想いを表わす言葉は、苦くも豊穣だ。” 以前鷲田さんのエッセイを読んで、文の綴られ方 “待ちわびて、待ちあぐねて、待ちかねて、待ちくたびれて、待ち明かして、待ちつくして…というふうに、あてどなく待つときの想いを表わす言葉は、苦くも豊穣だ。” 以前鷲田さんのエッセイを読んで、文の綴られ方がとても好みだったので手に取った。普段棚にも近づかない100番台…哲学。前半は引用例もわかりやすかったのだけど、後半は完全においていかれた。『ゴドーを待ちながら』の章はもう、チンプンカンプン(笑) 文章は好きなのに内容が入ってこないというか理解できないかなしさに包まれた。現代は、待たない待てない社会なのね。 …続きを読む
    よこたん
    2020年11月07日
    58人がナイス!しています
  • 〈待つ〉とはどんなことなのか?待つ人にとっての意味は何か?と探求する論考。日本語というのは、こんなにも味わい深い表現ができるのだと感嘆する。理詰めだけだはなく、エモーショナルなだけでもない。行間から伝 〈待つ〉とはどんなことなのか?待つ人にとっての意味は何か?と探求する論考。日本語というのは、こんなにも味わい深い表現ができるのだと感嘆する。理詰めだけだはなく、エモーショナルなだけでもない。行間から伝わる情感、多彩な例示から生まれるリズムが「腹落ちした」と錯覚させる。しかし、すぐに安易な納得を戒めるように、確言は一つの推論となり、推論は次の問い建てにつながる。探求の渦に翻弄された先に現れる“待つ者が待つことそのことを放棄したところから始まる本当の〈待つ〉”これは深い。でも面白い。 …続きを読む
    みねたか@
    2021年11月25日
    40人がナイス!しています

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