- 著者 角川書店
- 装丁 谷口 広樹
- デザイン 谷口 広樹
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2006年01月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 322
- ISBN:
- 9784043574131
藤村の「夜明け前」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編
- 著者 角川書店
- 装丁 谷口 広樹
- デザイン 谷口 広樹
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2006年01月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 322
- ISBN:
- 9784043574131
近代文学を代表する大長編小説を文庫一冊分にダイジェスト。コラム16編付
近代の「夜明け」を生き、苦悩した誠実な知識人・青山半蔵。幕末維新の激動の世相を背景に、御一新を熱望しつつ御一新に裏切られていく半蔵の精神の軌跡をえがいた、日本近代文学最高の長編小説の完全ダイジェスト版。原作を読みたくてもあまりの長さに手が出なかった人、タイムスリップして、木曽路の一隅から明治維新の時代を一望・体験してみたい人必読。必要な歴史・制度・事件などのコラムも満載。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
はじめに
第一部
序の章
第一章
街道の秩序と役人たち
国学に目を開かれる半蔵
半蔵の結婚
第二章
万福寺新住職の帰着
尾張藩主の出府
慌ただしくなる世相のなかで祭礼狂言を
大地震がおそいかかった
江戸には安政の大地震が
牛方騒動
遠い先祖が見つかった
第三章
江戸への旅立ち
木曽路の旅
江戸到着。そして半蔵、平田門人となる
横須賀へ
第四章
宮川寛斎が横浜で生糸相場を
万延元年、井伊大老桜田門外にて暗殺される
第五章
開国の影響
伊那谷の国学者たちと半蔵の覚悟
第六章
街道の人びとの感動と困惑
いよいよ御通行が
先輩国学者不意の来訪
第七章
将軍家茂上洛す
王滝行き
里宮参籠へ
神の住居で
(第八章略)
第九章
道中奉行の聴聞
風雲告げる京の便り
水戸天狗党いよいよ西へ
第十章
和田峠、諏訪藩・松本藩との激闘
伊那谷へ向かう浪士隊
浪士隊馬籠へ
第十一章
友との語らい
飯田藩始末
伊那の平田門人たち
水戸浪士隊の最期
幕府再度の長州出兵、そして条約のゆくえ
第十二章
長州征討戦のゆくえ
武家の奉公の終焉
第二部
(第一章、第二章略)
第三章
東征軍の進発
「偽官軍」事件始末
錦の御旗
第四章
東山道軍の馬籠宿通過
江戸開城そして街道の人々
第五章
第六章
第七章
変貌する街道
お粂の縁談
旧い秩序の崩壊
第八章
山林開放の歎願書
戸長免職
第九章
近づいてくるお粂の婚姻
激しく動く時勢のはざまで
お粂の悲劇
第十章
悲劇の余波
御一新後はじめて東京へ
第十一章
第十二章
入監から判決まで
飛騨への赴任
第十三章
飛騨の歳月
天皇の木曽路巡幸
子どもたちの東京遊学
第十四章
青山家の没落
悲劇への道
終の章
激動の1850~60年代略年表
島崎藤村略年譜
藤村と『夜明け前』の世界 高木俊輔
コラム
第一部
序の章
第一章
街道の秩序と役人たち
国学に目を開かれる半蔵
半蔵の結婚
第二章
万福寺新住職の帰着
尾張藩主の出府
慌ただしくなる世相のなかで祭礼狂言を
大地震がおそいかかった
江戸には安政の大地震が
牛方騒動
遠い先祖が見つかった
第三章
江戸への旅立ち
木曽路の旅
江戸到着。そして半蔵、平田門人となる
横須賀へ
第四章
宮川寛斎が横浜で生糸相場を
万延元年、井伊大老桜田門外にて暗殺される
第五章
開国の影響
伊那谷の国学者たちと半蔵の覚悟
第六章
街道の人びとの感動と困惑
いよいよ御通行が
先輩国学者不意の来訪
第七章
将軍家茂上洛す
王滝行き
里宮参籠へ
神の住居で
(第八章略)
第九章
道中奉行の聴聞
風雲告げる京の便り
水戸天狗党いよいよ西へ
第十章
和田峠、諏訪藩・松本藩との激闘
伊那谷へ向かう浪士隊
浪士隊馬籠へ
第十一章
友との語らい
飯田藩始末
伊那の平田門人たち
水戸浪士隊の最期
幕府再度の長州出兵、そして条約のゆくえ
第十二章
長州征討戦のゆくえ
武家の奉公の終焉
第二部
(第一章、第二章略)
第三章
東征軍の進発
「偽官軍」事件始末
錦の御旗
第四章
東山道軍の馬籠宿通過
江戸開城そして街道の人々
第五章
第六章
第七章
変貌する街道
お粂の縁談
旧い秩序の崩壊
第八章
山林開放の歎願書
戸長免職
第九章
近づいてくるお粂の婚姻
激しく動く時勢のはざまで
お粂の悲劇
第十章
悲劇の余波
御一新後はじめて東京へ
第十一章
第十二章
入監から判決まで
飛騨への赴任
第十三章
飛騨の歳月
天皇の木曽路巡幸
子どもたちの東京遊学
第十四章
青山家の没落
悲劇への道
終の章
激動の1850~60年代略年表
島崎藤村略年譜
藤村と『夜明け前』の世界 高木俊輔
コラム
「藤村の「夜明け前」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編」感想・レビュー
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「木曽路はすべて山の中である。」と名文で始まる『夜明け前』をダイジェストで読んでみた。藤村の父をモデルに書かれたこの本は文庫本で一部二部それぞれ上下巻4冊におよび、四百字詰め原稿用紙二千五百枚という膨 …続きを読む2014年09月03日5人がナイス!しています
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島崎藤村の本は遠い昔に幾つか読んだ気がするが「夜明け前」は実は存在自体よく知らなかった。 昭和に入ってからの文学はあんまり学校とかで教えてくれないんだよね。 そうした古典作品は中学生くらいまではよく読ん …続きを読む2009年06月04日1人がナイス!しています
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文庫本で全4巻になるものをダイジェストにした本書をさらにななめ読みした人間が、偉そうに言えることは何もない。少しだけ言わせてもらうと、明治維新に関してはいろいろな見方があり、「夜明け前」は作者の父の経 …続きを読む2016年02月18日0人がナイス!しています