夜啼きの森

夜啼きの森

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年05月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
306
ISBN:
9784043596041
label

夜啼きの森

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年05月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
306
ISBN:
9784043596041

未曾有の惨劇は月夜の晩にやってくる――。伝説の大量殺人を描く渾身作。

古い村の因習、戦争、家族の歪な内実、人間の業、性の深淵……昭和13年、岡山県北部で起こった伝説の「三十三人殺傷事件」。狂気か、憤怒か、怨恨か。異形の鬼は満月の夜に凶行へと走り出す。 古い村の因習、戦争、家族の歪な内実、人間の業、性の深淵……昭和13年、岡山県北部で起こった伝説の「三十三人殺傷事件」。狂気か、憤怒か、怨恨か。異形の鬼は満月の夜に凶行へと走り出す。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「夜啼きの森」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 昭和初期に実際に岡山で起きた「津山三十人殺し」事件を題材に書かれた物語。岩下志麻子さんが描く独特の田舎の暗さの中にドロドロととぐろを巻いているようなエロさは鳴りを潜め、むしろ寒村の人々の冷め切った感情 昭和初期に実際に岡山で起きた「津山三十人殺し」事件を題材に書かれた物語。岩下志麻子さんが描く独特の田舎の暗さの中にドロドロととぐろを巻いているようなエロさは鳴りを潜め、むしろ寒村の人々の冷め切った感情の方が強調された印象で少々物足りなさを感じました。 …続きを読む
    まさきち
    2016年11月17日
    81人がナイス!しています
  • うわあ、相変わらず著者の小説は嫌だ。モチーフは「津山事件」だが、これまで事件を主題にした数多の小説群が犯人のそれまでの行動と事件そのものを描いているのに対し、本作はそれらが前面に押し出される事は無い。 うわあ、相変わらず著者の小説は嫌だ。モチーフは「津山事件」だが、これまで事件を主題にした数多の小説群が犯人のそれまでの行動と事件そのものを描いているのに対し、本作はそれらが前面に押し出される事は無い。代わりに描かれているのは中国山地にへばりつくように生活している田舎の陰惨さ。欠けた月が満ちていくように事件には近づいているのに、気配だけが濃厚になっているのに犯人の姿は朧な影のようにはっきりとしない。他の作品が事件の爆発を描いているとするなら、本作は何時までも熾火のようなもので焙られているような…ああ、嫌だ。 …続きを読む
    HANA
    2021年09月22日
    67人がナイス!しています
  • 登録の為再読。日本犯罪史上有名な『津山三十人殺し』をフィクションを交えながら語られる。横溝の『八つ墓村』が有名だが私は岡山と寒村での密な人間関係、稀にみる惨劇...これだけ揃ったら志麻子さんが書かなけれ 登録の為再読。日本犯罪史上有名な『津山三十人殺し』をフィクションを交えながら語られる。横溝の『八つ墓村』が有名だが私は岡山と寒村での密な人間関係、稀にみる惨劇...これだけ揃ったら志麻子さんが書かなければ誰が書くのだと思う。 …続きを読む
    hideko
    2018年07月26日
    42人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品