仄暗い水の底から

仄暗い水の底から

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1996年02月28日
判型:
四六判
ページ数:
264
ISBN:
9784048729376

仄暗い水の底から

  • 著者 鈴木 光司
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1996年02月28日
判型:
四六判
ページ数:
264
ISBN:
9784048729376

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「仄暗い水の底から」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 水にまつわる出来事を描いた7話の短編集。『浮遊する水』では、大人が見えない何かが見える子供の描写がとても不気味。母親である淑美の視点で描かれる出来事を想像すると、もうあの水に触れることはできないだろう 水にまつわる出来事を描いた7話の短編集。『浮遊する水』では、大人が見えない何かが見える子供の描写がとても不気味。母親である淑美の視点で描かれる出来事を想像すると、もうあの水に触れることはできないだろうと思う。映画化もしている作品だが、この短編をどのように100分超に描いているのかが気になる。他の物語にも共通して思うのは、どの物語も人の内側の部分が描かれていて、その後どうなるのか、想像させられるような結末だった。 …続きを読む
    YUUUUMI
    2025年04月17日
    17人がナイス!しています
  • リングシリーズはほとんど全て読んでるのに、この有名な一冊は読んでなかった。映画になったのは短編「浮遊する水」で結末が違うし、お化けというより陰湿な気味の悪さかな。やっぱり貯水タンクなの…?作者が海好き リングシリーズはほとんど全て読んでるのに、この有名な一冊は読んでなかった。映画になったのは短編「浮遊する水」で結末が違うし、お化けというより陰湿な気味の悪さかな。やっぱり貯水タンクなの…?作者が海好きなのは知ってたけど、どれも水にまつわる話なのでなんだか逃げ場がない。「穴ぐら」は漁師の親子が狂ってしまった理由がヤバい。もともと暴力的で狂ってるのに…。「ウォーター・カラー」は劇団の公演中の話で、最後に理解するまで混乱した。プロローグとエピローグは「海に沈む森」とリンクしてて感動作?だと思います。 …続きを読む
    あさみ
    2025年06月02日
    13人がナイス!しています
  • 映画飲みみていたけれどようやく原作小説を読めた。水という、生命にはなくてはならない存在をテーマにしているからか、すべての作品に生の感覚が強くあった。良くも悪くも生々しく、生死の匂いが濃い。死中に活を見 映画飲みみていたけれどようやく原作小説を読めた。水という、生命にはなくてはならない存在をテーマにしているからか、すべての作品に生の感覚が強くあった。良くも悪くも生々しく、生死の匂いが濃い。死中に活を見出すことが、効率だけで生きていない人間の強かさなのかも。 …続きを読む
    流之助
    2024年07月10日
    11人がナイス!しています

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