手と目と声と

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年05月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784043520091
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手と目と声と

  • 著者 灰谷 健次郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年05月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784043520091

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「手と目と声と」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 灰谷健次郎の眼差しは虐げられたものたち、顧みられないものたちに向けられ、彼らの悲しみや優しさが描きだされる。収められている短編のいずれもそんな弱いものたちの悲しみ、その悲しみが生む優しさが、温かい筆致 灰谷健次郎の眼差しは虐げられたものたち、顧みられないものたちに向けられ、彼らの悲しみや優しさが描きだされる。収められている短編のいずれもそんな弱いものたちの悲しみ、その悲しみが生む優しさが、温かい筆致で描かれたものだ。また、灰谷自身の教師体験やその実感がもととなった作品があったり、沖縄に対する思いが色濃い作品があったりと、灰谷健次郎文学の縮図のような趣でもある。障害者の子どもたちを描いた「声」がとくに良かった。畳み掛けるようなラストシーンが悲しくて美しい。そして読後の余韻は言いようもなく切ない。 …続きを読む
    ken
    2018年12月29日
    5人がナイス!しています
  • 教師は、大人の価値尺度で子どもを見てはならない。子どもの立場にたった真の思いやりとは。教育現場だけでなく、家庭教育でも大多数の大人が忘れがちな思いやりの大切さを身に染みて感じられる作品。 教師は、大人の価値尺度で子どもを見てはならない。子どもの立場にたった真の思いやりとは。教育現場だけでなく、家庭教育でも大多数の大人が忘れがちな思いやりの大切さを身に染みて感じられる作品。
    ももたろう
    2012年04月07日
    3人がナイス!しています
  • 中学生たちのこころの叫びや友を思う気持ち。勉強をできない者はできるようにしてくれた人を先生と呼ぶだろうが、かなしいことがありすぎて勉強なんか手につけない者は、そのかなしいことを一緒に考えてくれる先生が 中学生たちのこころの叫びや友を思う気持ち。勉強をできない者はできるようにしてくれた人を先生と呼ぶだろうが、かなしいことがありすぎて勉強なんか手につけない者は、そのかなしいことを一緒に考えてくれる先生がええ先生というんだ…最初二つは在日朝鮮人や戦争の哀しみが、時節的にダイレクトに伝わってきた。支援学級の声が出せない子どもたち…マサコは怪我した友達を心配したり仏さんとお話していたり、たけしはサンダルにお母さん行かないでと言ったんだね。最終話「友」、私もこんな中学生だった。素直な感動を出せる大人でいたい。 …続きを読む
    みけのすずね
    2021年08月07日
    1人がナイス!しています

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