魚の祭

魚の祭

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年12月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784043437016
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魚の祭

  • 著者 柳 美里
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年12月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784043437016

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「魚の祭」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 柳美里の戯曲を2篇収録。表題作は作者25歳の作品で、1993年の岸田國士戯曲賞を受賞している。『家族シネマ』で芥川賞を受賞したのが、1997年であるから、劇作家としての方が、より早くに認められたことに 柳美里の戯曲を2篇収録。表題作は作者25歳の作品で、1993年の岸田國士戯曲賞を受賞している。『家族シネマ』で芥川賞を受賞したのが、1997年であるから、劇作家としての方が、より早くに認められたことになる。ここでもテーマはやはり家族の崩壊にある。主たる登場人物である6人の家族は、それぞれが徹頭徹尾互いにに離反しあっている。もっとも、接合点はあるにはあるのだ。そしてそれこそが、まさにこの劇に他ならない。みんなが愛を求めつつ(ほんとうにそうなのだろうか?)、家族であることを希求しつつ、やはり崩壊してゆくのだ。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2014年05月22日
    128人がナイス!しています
  • 柳美里さんの戯曲。表題作が岸田戯曲賞受賞作とのことです。台詞もよいけど、やっぱりト書きが非常に独特だと思います。これは役者もスタッフも(もちろん演出家も)非常に高い壁に挑戦する(解説の斉藤由貴さん風に 柳美里さんの戯曲。表題作が岸田戯曲賞受賞作とのことです。台詞もよいけど、やっぱりト書きが非常に独特だと思います。これは役者もスタッフも(もちろん演出家も)非常に高い壁に挑戦する(解説の斉藤由貴さん風にいえば「頭を抱える」)ことになるのではないかな。ある意味、ト書きという範疇を越える過剰なト書きなんだけど、このト書きこそがこの戯曲世界を支える重要な要素であって、上演するにあたっては演者にも裏方にも大切な道標になるだろうな。 上演を観たい!もしくは上演してみたい! …続きを読む
    kemonoda
    2013年04月09日
    4人がナイス!しています
  • 表題作は結構良かった。末弟 の死が離れ離れの家族を再会させ心を寄らせた。 家族写真を撮るシーンは印象的。 表題作は結構良かった。末弟 の死が離れ離れの家族を再会させ心を寄らせた。 家族写真を撮るシーンは印象的。
    ムー
    2024年09月17日
    3人がナイス!しています

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