- 著者 梅原 猛
- 著者 柳田 聖山
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1997年02月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 400
- ISBN:
- 9784041985076
仏教の思想 7 無の探求<中国禅>
- 著者 梅原 猛
- 著者 柳田 聖山
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1997年02月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 400
- ISBN:
- 9784041985076
『碧巌録』『無門関』の禅問答や、哲学的な禅解釈「絶対無の論理」に象徴される世界として語られてきた「禅」。本書はこの禅問答的で無の哲学的な「禅の語り」から離れて禅の厳格な解釈を排し、中国禅を中国仏教全体の流れにおいて捉える。そして中国禅が生んだ『六祖壇経』や『臨済録』の禅語録のなかに自由な仏性を輝かせる偉大な個性の記録を再発見し、安楽に生きる知恵の観点のもとに斬新な禅思想を展開、「無の自由」を提唱する!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
文庫版 序
はしがき
第一部 禅思想の成立 柳田聖山
はじめに
一章 ブッダの瞑想
二章 道を楽しむ歌
三章 奇跡の魅力
四章 宴坐
五章 般若ハラミツ
六章 一行三昧
七章 本知の立場
八章 体より用へ
九章 あたりまえの生き方が真理である(平常心是道)
十章 人間とは何か
十一章 無字の発見
第二部 中国禅の特色
〈対談〉
柳田聖山
梅原 猛
第三部 絶対自由の哲学 梅原 猛
一章 厭世観の克服――『大乗起信論』
二章 価値の世界を越えて――『六祖壇経』
三章 深淵上の自由自在――『臨済録』
四章 ユーモアと論理――『碧巌録』と『無門関』
注
参考文献
中国仏教史年表
解説 中沢新一
はしがき
第一部 禅思想の成立 柳田聖山
はじめに
一章 ブッダの瞑想
二章 道を楽しむ歌
三章 奇跡の魅力
四章 宴坐
五章 般若ハラミツ
六章 一行三昧
七章 本知の立場
八章 体より用へ
九章 あたりまえの生き方が真理である(平常心是道)
十章 人間とは何か
十一章 無字の発見
第二部 中国禅の特色
〈対談〉
柳田聖山
梅原 猛
第三部 絶対自由の哲学 梅原 猛
一章 厭世観の克服――『大乗起信論』
二章 価値の世界を越えて――『六祖壇経』
三章 深淵上の自由自在――『臨済録』
四章 ユーモアと論理――『碧巌録』と『無門関』
注
参考文献
中国仏教史年表
解説 中沢新一
「仏教の思想 7 無の探求<中国禅>」感想・レビュー
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井筒俊彦が禅仏教を存在論の哲学として語ったのは、坐禅が無分節の実在に触れる実践だからだった。本書はこの「無分節の実在」なる考えが老荘の混沌や道に由来し、中国禅を経て日本に渡来した経緯を辿る。インドの大 …続きを読む2021年04月30日8人がナイス!しています
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中国における禅の発展を追う本。日本が中国哲学から甚大な影響を受けたことに気づかされる。インドにおける空の思想を老荘化して生まれた無の哲学や、日常生活の肯定にいたる禅哲学の展開をみると、日本のオリジナル …続きを読む2018年11月27日3人がナイス!しています
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日本人にとって、念仏と並んで仏教の代名詞になっていると言っても過言ではない禅であるが、一面では分かり難さを象徴する言葉として捉えられ、逆説的に何かしら理解を拒絶するものが、崇高なものであると言う、一種 …続きを読む2023年09月08日2人がナイス!しています