- 著者 田村 芳朗
- 著者 梅原 猛
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1996年06月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784041985052
仏教の思想 5 絶対の真理<天台>
- 著者 田村 芳朗
- 著者 梅原 猛
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1996年06月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784041985052
日本仏教の母ともいうべき、天台。法然、道元、日蓮、親鸞などの鎌倉仏教の創始者はすべて、最澄が叡山に開宗した日本天台に基を発している。その『法華経』にもとづく思想は、日本の文学、芸術にはかりしれない影響を及ぼした。天台の理解なくして、日本仏教、日本文化は語れない。インドで作られた『法華経』の上に、6世紀の中国天台智ギによって大成された宇宙の統一的世界観。その哲理と、日本で開花した天台本覚思想とを解明する。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
文庫版 序
はしがき
第一部 天台法華の哲理 田村 芳朗
一章 天台思想の歴史
1 天台思想のはじめ
2 その後の天台思想
3 日本での天台思想
二章 天台思想の骨組み
1 『法華経』の構成組織
2 天台法華の真理観
3 天台法華の世界観
三章 天台思想の展開
1 天台法華の人生観
2 天台法華の実践論
3 後世における展開
第二部 天台法華思想の系譜
〈対談〉
田村芳朗
梅原 猛
第三部 三国伝来の仏教 梅原 猛
はじめに
一章 インドの劇詩
二章 中国の思弁哲学
三章 日本の内面道徳
注
参考文献
中国仏教史年表
解説 久保継成
はしがき
第一部 天台法華の哲理 田村 芳朗
一章 天台思想の歴史
1 天台思想のはじめ
2 その後の天台思想
3 日本での天台思想
二章 天台思想の骨組み
1 『法華経』の構成組織
2 天台法華の真理観
3 天台法華の世界観
三章 天台思想の展開
1 天台法華の人生観
2 天台法華の実践論
3 後世における展開
第二部 天台法華思想の系譜
〈対談〉
田村芳朗
梅原 猛
第三部 三国伝来の仏教 梅原 猛
はじめに
一章 インドの劇詩
二章 中国の思弁哲学
三章 日本の内面道徳
注
参考文献
中国仏教史年表
解説 久保継成
「仏教の思想 5 絶対の真理<天台>」感想・レビュー
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『法華経』を根本経典として成立し、日本にも大きな影響を与えた天台思想についての本。興味深かったのはその思想史で、天台哲学は「普遍的真理」からは排除される特殊なるもの・具体的現実を重視するのですが、その …続きを読む2021年08月24日56人がナイス!しています
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天台は、インドの大乗仏教の経典『法華経』に天台智顗による哲学的思弁を加え、最澄によって日本仏教の基礎とされました。天台本覚思想の絶対的一元論は、すべてのものの中に仏性を見ます。多種多様な事象が生起・変 …続きを読む2021年11月17日14人がナイス!しています
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当時中国では、時代遅れで傍流だった「天台宗」が最澄によって、最新のものとして日本にもたらされた。そこから日本仏教は生まれた。その元が法華経である。法華経はインドで釈迦が死んだずっと後に作られたもので、 …続きを読む2022年06月28日10人がナイス!しています