もの思う葦

もの思う葦

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1957年11月30日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041099087
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もの思う葦

  • 著者 太宰 治
  • 解説 柳 美里
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1957年11月30日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041099087

機知とユーモアに富んだアフォリズム、エッセイ集

昭和10~11年。生活、文学の凄絶な葛藤のなか、26歳の時に「晩年」と並行して書き記した「もの思う葦」、志賀直哉ら既成の文学者に異議を唱えた「如是我聞」など、全創作時期におけるアフォリズム、エッセイ集 昭和10~11年。生活、文学の凄絶な葛藤のなか、26歳の時に「晩年」と並行して書き記した「もの思う葦」、志賀直哉ら既成の文学者に異議を唱えた「如是我聞」など、全創作時期におけるアフォリズム、エッセイ集

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「もの思う葦」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『甘さを軽蔑する事くらい容易な業は無い。 そうして人は、案外、甘さの中に生きている。 他人の甘さを嘲笑しながら、 自分の甘さを美徳のように考えたがる。』#読了 『甘さを軽蔑する事くらい容易な業は無い。 そうして人は、案外、甘さの中に生きている。 他人の甘さを嘲笑しながら、 自分の甘さを美徳のように考えたがる。』#読了
    名言紹介屋ぼんぷ
    2023年11月16日
    18人がナイス!しています
  • 面白い。志賀直哉をボロカスにこき下ろしている。『晩年』が読みたくなった。 面白い。志賀直哉をボロカスにこき下ろしている。『晩年』が読みたくなった。
    こうすけ
    2021年08月15日
    17人がナイス!しています
  • 「苦しみ多ければ、それだけ、報いられること少なし」太宰治が小説創作と並行して書き残した随想・アフォリズム集。この作家は本当に読者に対するサーヴィスが巧いなと思う。お道化ていながら不意に真理を突き、苦悶 「苦しみ多ければ、それだけ、報いられること少なし」太宰治が小説創作と並行して書き残した随想・アフォリズム集。この作家は本当に読者に対するサーヴィスが巧いなと思う。お道化ていながら不意に真理を突き、苦悶していながら不意に舌を出し、真摯でありながら諧謔に満ちている。襟を正して拝聴するというよりはむしろその逆、お互いに胡座をかいて対座し談笑するような気持ちで、愉しく読んだ。戯作精神が徹底されている。可笑しくもあり、身につまされることもあり、太宰文学の発想の源流を垣間見るという点でも一読に値するエッセイ集だ。 …続きを読む
    東京湾
    2019年09月10日
    13人がナイス!しています

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