道草

道草

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1969年05月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041001134
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道草

  • 著者 夏目 漱石
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1969年05月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041001134

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「道草」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 再読。主人公の歳に近くなって読むと、たいへん身につまされる小説だった。過去と未来の間で、にっちもさっちもいかなくなった健三が最後に書いたのは、小説なのだろうか。だが小説を書いても、何も片づかない。「赤 再読。主人公の歳に近くなって読むと、たいへん身につまされる小説だった。過去と未来の間で、にっちもさっちもいかなくなった健三が最後に書いたのは、小説なのだろうか。だが小説を書いても、何も片づかない。「赤ん坊」だけが小説全体に救いをもたらしているが、主人公の健三はその救いに気づかずに、小説という別の形の命を産み出したというわけか。めぐる時間(世間)と直線的な時間(知識人)。「気の毒」「虫食い」などのキーワードにも注目したい。 …続きを読む
    mstr_kk
    2013年03月18日
    3人がナイス!しています
  • 漱石が「自然主義」に手を出すってことは、物自体(カント)=現実界(ラカン)=不気味な他者=ぶよぶよした肉塊の赤ん坊と相対することである。その意味において精神分析的。ちなみに柄谷行人がテクストとしての「 漱石が「自然主義」に手を出すってことは、物自体(カント)=現実界(ラカン)=不気味な他者=ぶよぶよした肉塊の赤ん坊と相対することである。その意味において精神分析的。ちなみに柄谷行人がテクストとしての「道草」を発見した、と俺は思う。 …続きを読む
    あなた
    2009年07月09日
    3人がナイス!しています
  • 『道草』というタイトル。自分の意図しない事柄に時間をかけねばならない境遇を著したのかなと。漱石はひととおり読みたいと思っているが、本書は重かった。 『道草』というタイトル。自分の意図しない事柄に時間をかけねばならない境遇を著したのかなと。漱石はひととおり読みたいと思っているが、本書は重かった。
    ちいすけ
    2020年08月02日
    1人がナイス!しています

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