梅雨物語

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2025年06月17日
判型:
文庫判
ページ数:
400
ISBN:
9784041161241
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梅雨物語

  • 著者 貴志 祐介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2025年06月17日
判型:
文庫判
ページ数:
400
ISBN:
9784041161241

謎を解くたびに、絶望は深まる。貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。

自ら命を絶った青年が残したという1冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は、かつての教え子から依頼を受け、俳句の解釈を進める。沖縄の情景を描いた句を読み解いていくうち、恐るべき秘密が浮かび上がってくる(「皐月闇」)。遊廓で蝶のような花魁たちと遊ぶ夢を見る男の末路、広い庭を埋め尽くす色とりどりのキノコがもたらす幻覚。静かに忍び寄る恐怖と緻密な謎解きが読者を圧倒する3編を収録。著者真骨頂のホラーミステリ。 自ら命を絶った青年が残したという1冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は、かつての教え子から依頼を受け、俳句の解釈を進める。沖縄の情景を描いた句を読み解いていくうち、恐るべき秘密が浮かび上がってくる(「皐月闇」)。遊廓で蝶のような花魁たちと遊ぶ夢を見る男の末路、広い庭を埋め尽くす色とりどりのキノコがもたらす幻覚。静かに忍び寄る恐怖と緻密な謎解きが読者を圧倒する3編を収録。著者真骨頂のホラーミステリ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

皐月闇
ぼくとう奇譚
くさびら

解説 若林踏

「梅雨物語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 世界観、時代設定を異にした3話のホラーサスペンスが収録されている。怪奇現象と精神錯乱を起こした人物とその感情の描き方がどの話もリアルではまってしまった。特に2話目の遊郭を舞台にした話は奥深くて怪しくて罠 世界観、時代設定を異にした3話のホラーサスペンスが収録されている。怪奇現象と精神錯乱を起こした人物とその感情の描き方がどの話もリアルではまってしまった。特に2話目の遊郭を舞台にした話は奥深くて怪しくて罠とわかっていてもその先に進んでいく男の目線ではらはらしながら夢中で読んだ。 …続きを読む
    Janjelijohn
    2025年07月29日
    11人がナイス!しています
  • 3篇の中編小説。これは、並び順がこうだから、怖くても怖くないようになっているんだと思う。前の2編がある意味「自業自得」と言われるような状況で終わるのに対し、最後の1篇は主人公に非がないし、絶望が残され 3篇の中編小説。これは、並び順がこうだから、怖くても怖くないようになっているんだと思う。前の2編がある意味「自業自得」と言われるような状況で終わるのに対し、最後の1篇は主人公に非がないし、絶望が残されるけれど、ほんの少しの希望も残されている作品だから。まさに「ホラーとミステリの融合」という作品だったと思う。 …続きを読む
    みどり
    2025年07月11日
    9人がナイス!しています
  • 元中学教師が、かつての元え子が持ち込んだ、自殺した兄の句集を解釈しながら、兄の自殺の真相に迫る第一話とか、「吉備津の釜」っぽく「室内にお札、家の周りを何者かが…」というムードがなかなかよろしい第二話と 元中学教師が、かつての元え子が持ち込んだ、自殺した兄の句集を解釈しながら、兄の自殺の真相に迫る第一話とか、「吉備津の釜」っぽく「室内にお札、家の周りを何者かが…」というムードがなかなかよろしい第二話とか、好きな要素がたくさんあるのだが、う〜ん、何か尻切れ感があって、読み切るのに少々時間を要した。貴志さんは、長編のほうが好きだな。 …続きを読む
    NBかえる同盟
    2025年07月17日
    8人がナイス!しています

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