- 著者 呉座 勇一
- 定価: 円 (本体円+税)
- 発売日:
- 2026年06月10日
- 判型:
- 新書判
- ページ数:
- 376
- ISBN:
- 9784040824741
軍師の日本史
- 著者 呉座 勇一
- 定価: 円 (本体円+税)
- 発売日:
- 2026年06月10日
- 判型:
- 新書判
- ページ数:
- 376
- ISBN:
- 9784040824741
軍師はいなかった!では現在の軍師像はいつ生まれたのか?実像と虚像を追う
軍師はいなかった!
実際の黒田官兵衛は現地指揮官、本多正信は行政官僚、山本勘助は侍大将クラス。
現在の人物像はいつ生まれたのか?
最新研究の実像に加え、虚像の変遷から日本人の理想像の特徴まで暴く画期的論考!
私たちの軍師像の源は1970年代の大衆歴史ブームにある。
山本勘助、黒田官兵衛、太原崇孚、本多正信等。彼らは名軍師とされている。
だが、戦国時代に軍師は存在しなかった。そのイメージの嚆矢は江戸時代の諸葛孔明ブームであり、現在の人物像はわずか数十年前にできたものである。
彼らの虚像と実像から、時代ごとの価値観まで浮き彫りにする。
■武士たちが陣形を作ったかは疑わしい
■『甲陽軍鑑』のなかに山本勘助の実像はない
■越後流軍学は謙信の軍学ではない
■竹中半兵衛が軍略面で秀吉に貢献した形跡はない
■黒田孝高は蜂須賀正勝より格下だった
■京都との人脈・情報網が太原崇孚の権勢の背景
■本多正信は小牧・長久手の戦いでも外交担当
■ベストセラー本と大藩の威光が官兵衛を「軍師」にした
■戊辰戦争で参謀が生まれた
■黙って責任だけ負うべきという「日本型将帥」の陥穽
■市販され、小説家の種本になった参謀本部『日本戦史』
■経営学ブームがマネジメントと参謀を結び付けた
■封建制社会が軍師の誕生を阻んだ
【目次】
まえがき
序章 軍師とは何か
第一部 軍師の虚像と実像
第一章 山本勘助の虚像と実像
第二章 宇佐美定満の虚像と実像
第三章 黒田官兵衛の虚像と実像
第四章 徳川家康と軍師
第五章 軍師と参謀
第二部 戦後大衆文化の中の軍師
第一章 山本勘助と宇佐美定行
第二章 竹中半兵衛と黒田官兵衛
第三章 太原雪斎と本多正信
終章 私たちはなぜ軍師に魅せられるのか
あとがき
主要参考文献
実際の黒田官兵衛は現地指揮官、本多正信は行政官僚、山本勘助は侍大将クラス。
現在の人物像はいつ生まれたのか?
最新研究の実像に加え、虚像の変遷から日本人の理想像の特徴まで暴く画期的論考!
私たちの軍師像の源は1970年代の大衆歴史ブームにある。
山本勘助、黒田官兵衛、太原崇孚、本多正信等。彼らは名軍師とされている。
だが、戦国時代に軍師は存在しなかった。そのイメージの嚆矢は江戸時代の諸葛孔明ブームであり、現在の人物像はわずか数十年前にできたものである。
彼らの虚像と実像から、時代ごとの価値観まで浮き彫りにする。
■武士たちが陣形を作ったかは疑わしい
■『甲陽軍鑑』のなかに山本勘助の実像はない
■越後流軍学は謙信の軍学ではない
■竹中半兵衛が軍略面で秀吉に貢献した形跡はない
■黒田孝高は蜂須賀正勝より格下だった
■京都との人脈・情報網が太原崇孚の権勢の背景
■本多正信は小牧・長久手の戦いでも外交担当
■ベストセラー本と大藩の威光が官兵衛を「軍師」にした
■戊辰戦争で参謀が生まれた
■黙って責任だけ負うべきという「日本型将帥」の陥穽
■市販され、小説家の種本になった参謀本部『日本戦史』
■経営学ブームがマネジメントと参謀を結び付けた
■封建制社会が軍師の誕生を阻んだ
【目次】
まえがき
序章 軍師とは何か
第一部 軍師の虚像と実像
第一章 山本勘助の虚像と実像
第二章 宇佐美定満の虚像と実像
第三章 黒田官兵衛の虚像と実像
第四章 徳川家康と軍師
第五章 軍師と参謀
第二部 戦後大衆文化の中の軍師
第一章 山本勘助と宇佐美定行
第二章 竹中半兵衛と黒田官兵衛
第三章 太原雪斎と本多正信
終章 私たちはなぜ軍師に魅せられるのか
あとがき
主要参考文献
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
まえがき
第一章 軍師とは何か
第一節 日本における兵法
軍師第一号は吉備真備?/中国からの兵法受容/日本独自の兵法書『張良一巻書』
第二節 日本における陣形
律令国家は軍団制を敷き、陣形も導入していた/軍隊から私兵へ。軍団制の廃止と陣形の消滅/武士たちが陣形を作ったかは疑わしい/陣形を作らない理由
第三節 戦国時代の合戦と軍配者
軍配者の登場。「軍師」という言葉すらなかった/軍配者の系譜/戦国大名と軍配者/軍配者は戦術家というよりシャーマンだった/領主別編成と兵種別編成/足利学校は軍師養成機関ではない
第四節 「軍師」の誕生
軍学者の登場/楠正成の人気上昇/諸葛孔明ブームが「軍師」を生んだ
第一部 軍師の虚像と実像
第一章 山本勘助の虚像と実像
武田信玄の軍師・山本勘助は架空の人物?/山本勘助の実在証明/『甲陽軍鑑』の復権と史料的限界/信玄と謙信の一騎打ちはあったか
第一節 山本勘助架空・実在論争
第二節 『甲陽軍鑑』における山本勘助
第三節 山本勘助は「軍師」だったのか?
第四節 甲州流軍学と山本勘助
第二章 宇佐美定満の虚像と実像
第一節 上杉謙信の軍師・宇佐美定行
第二節 実像としての宇佐美定満
第三節 軍学者 宇佐美勝興・定祐父子
第三章 黒田官兵衛の虚像と実像
第一節 豊臣秀吉の軍師、黒田官兵衛
第二節 秀吉を恐れさせた男、官兵衛
第三節 黒田孝高の実像
第四章 徳川家康と軍師
第一節 徳川家康と太原雪斎
第二節 太原崇孚の実像
第三節 徳川家康と本多正信
第四節 本多正信の実像
第五章 軍師と参謀
第一節 幕末の西洋兵学
第二節 近代日本軍と参謀
第三節 参謀の光と影
第四節 「軍師」の再発見
第二部 戦後大衆文化の中の軍師
第一章 山本勘助と宇佐美定行
第一節 井上靖『風林火山』
第二節 新田次郎『武田信玄』
第三節 海音寺潮五郎『天と地と』
第二章 竹中半兵衛と黒田官兵衛
第一節 吉川英治『黒田如水』
第二節 川口松太郎『俺は藤吉郎』
第三節 山岡荘八『異本太閤記』
第四節 海音寺潮五郎『新太閤記』
第五節 司馬遼太郎『新史太閤記』『播磨灘物語』
第三章 太原雪斎と本多正信
第一節 新田次郎『武田信玄』の雪斎
第二節 山岡荘八『徳川家康』の雪斎
第三節 司馬遼太郎『関ケ原』の本多正信
第四節 山岡荘八『徳川家康』と本多正信
終章 私たちはなぜ軍師に魅せられるのか
封建制社会が軍師の誕生を阻んだ/大衆文化の中の軍師/日本型組織の隆盛と大衆歴史ブーム/軍師人気の黄昏
あとがき
主要参考文献一覧
第一章 軍師とは何か
第一節 日本における兵法
軍師第一号は吉備真備?/中国からの兵法受容/日本独自の兵法書『張良一巻書』
第二節 日本における陣形
律令国家は軍団制を敷き、陣形も導入していた/軍隊から私兵へ。軍団制の廃止と陣形の消滅/武士たちが陣形を作ったかは疑わしい/陣形を作らない理由
第三節 戦国時代の合戦と軍配者
軍配者の登場。「軍師」という言葉すらなかった/軍配者の系譜/戦国大名と軍配者/軍配者は戦術家というよりシャーマンだった/領主別編成と兵種別編成/足利学校は軍師養成機関ではない
第四節 「軍師」の誕生
軍学者の登場/楠正成の人気上昇/諸葛孔明ブームが「軍師」を生んだ
第一部 軍師の虚像と実像
第一章 山本勘助の虚像と実像
武田信玄の軍師・山本勘助は架空の人物?/山本勘助の実在証明/『甲陽軍鑑』の復権と史料的限界/信玄と謙信の一騎打ちはあったか
第一節 山本勘助架空・実在論争
第二節 『甲陽軍鑑』における山本勘助
第三節 山本勘助は「軍師」だったのか?
第四節 甲州流軍学と山本勘助
第二章 宇佐美定満の虚像と実像
第一節 上杉謙信の軍師・宇佐美定行
第二節 実像としての宇佐美定満
第三節 軍学者 宇佐美勝興・定祐父子
第三章 黒田官兵衛の虚像と実像
第一節 豊臣秀吉の軍師、黒田官兵衛
第二節 秀吉を恐れさせた男、官兵衛
第三節 黒田孝高の実像
第四章 徳川家康と軍師
第一節 徳川家康と太原雪斎
第二節 太原崇孚の実像
第三節 徳川家康と本多正信
第四節 本多正信の実像
第五章 軍師と参謀
第一節 幕末の西洋兵学
第二節 近代日本軍と参謀
第三節 参謀の光と影
第四節 「軍師」の再発見
第二部 戦後大衆文化の中の軍師
第一章 山本勘助と宇佐美定行
第一節 井上靖『風林火山』
第二節 新田次郎『武田信玄』
第三節 海音寺潮五郎『天と地と』
第二章 竹中半兵衛と黒田官兵衛
第一節 吉川英治『黒田如水』
第二節 川口松太郎『俺は藤吉郎』
第三節 山岡荘八『異本太閤記』
第四節 海音寺潮五郎『新太閤記』
第五節 司馬遼太郎『新史太閤記』『播磨灘物語』
第三章 太原雪斎と本多正信
第一節 新田次郎『武田信玄』の雪斎
第二節 山岡荘八『徳川家康』の雪斎
第三節 司馬遼太郎『関ケ原』の本多正信
第四節 山岡荘八『徳川家康』と本多正信
終章 私たちはなぜ軍師に魅せられるのか
封建制社会が軍師の誕生を阻んだ/大衆文化の中の軍師/日本型組織の隆盛と大衆歴史ブーム/軍師人気の黄昏
あとがき
主要参考文献一覧


