緑の毒 電子版
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発売日:
2021年06月23日
商品形態:
電子書籍

緑の毒

  • 著者 桐野 夏生
発売日:
2021年06月23日
商品形態:
電子書籍

嫉妬、妄想、昂奮。その愉楽に、医師は溺れた。暗い衝動をえぐる邪心小説!

妻あり子なし、39歳、開業医。趣味、ヴィンテージ・スニーカー。連続レイプ犯。水曜の夜ごと川辺は暗い衝動に突き動かされる。救急救命医と浮気する妻に対する嫉妬。邪悪な心が、無関心に付け込む時――。

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「緑の毒」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 初期の頃の桐野作品が持っていたひりつくような緊迫感は、残念ながらここにはない。もっとも、エンターテインメント小説としてはよくできている。医師という職業に関しても、文献調査やインタビューによって、小説と 初期の頃の桐野作品が持っていたひりつくような緊迫感は、残念ながらここにはない。もっとも、エンターテインメント小説としてはよくできている。医師という職業に関しても、文献調査やインタビューによって、小説として十分に耐えられるだけの血肉化が図られている。ただ、犯罪の重さに比して、その扱いはいささか軽すぎるように思われる。ことに奇妙な被害者たか子を配したことが一層軽さを助長しただろう。また、主人公川辺の行動も、セレネースの安直な使用などあまりにも不用意な感が否めない。桐野氏もプロ作家であるがゆえの陥穽にとも思う。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2018年01月15日
    402人がナイス!しています
  • 人間の厭らしさがそつなく巧くまとまっている。自信のなさを隠すためのブランド品、嫉妬や怒り妬みのはけ口を弱者に向ける、小心者なのに非道なことをしてしまう、ゲスな噂で盛り上る、カッコいい自分に酔いしれる、 人間の厭らしさがそつなく巧くまとまっている。自信のなさを隠すためのブランド品、嫉妬や怒り妬みのはけ口を弱者に向ける、小心者なのに非道なことをしてしまう、ゲスな噂で盛り上る、カッコいい自分に酔いしれる、幼稚な思考、ほぼ性欲と物欲と食欲に支配され生きている。全てこれ人の所業の一部なり。物語ではそれが人から尊敬される医者なのだ。ネットによって犯人の共通の手口を知った被害者たちが繋がる。復讐へと向かうがどうなる。借金で火だるま経営の病院、何も知らず安穏と暮らす院長夫人、またぞろ現る霊媒師。桐野さんは容赦がない。 …続きを読む
    ケンイチミズバ
    2018年02月06日
    123人がナイス!しています
  • 勤務医の妻を持つ傲慢な開業医の川辺。同僚の救命医と浮気する妻と心が離れ、水曜日毎に女性宅に忍び込み昏睡レイプを繰り返す。被害女性らは、匿名によるネットを通じて団結し川辺を突き止める。また川辺自身の患者 勤務医の妻を持つ傲慢な開業医の川辺。同僚の救命医と浮気する妻と心が離れ、水曜日毎に女性宅に忍び込み昏睡レイプを繰り返す。被害女性らは、匿名によるネットを通じて団結し川辺を突き止める。また川辺自身の患者対応が悪く、従業員看護婦の扱いも悪くなり病院経営も破綻して行く。本書もテンポ良く読めて邪悪な人間心が上手く炙り出ていたが他の桐野作品と比較すると毒が薄くライトに感じた。話の展開が単純であった事が要因と思う。ただし「おまえじゃないがしかたない」と太腿にマジックで書かれた被害女性のコメントが強く印象に残った。 …続きを読む
    テディ
    2016年01月23日
    120人がナイス!しています

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