白豚妃再来伝 後宮も二度目なら 一
コミカライズ化作品
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※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もとはぽっちゃりな中級妃。濡れ衣で追放され、苦労を経て別人のような美女に。しかしお人好しな性格は変わらないまま。
珠麗によって流産させられた妃。しかし、実は彼女のたくらみによる冤罪だった。珠麗に冤罪を被せた張本人。
珠麗の側付き女官だった。文化の異なる民族の出で、珠麗へ深い恩義を感じていたのだが……。
この国の皇太子。自室に引きこもって下手な詩歌に時間を割き、ぼんくらと思われているのだが……。
貧民窟を治める。だが、実は彼の出自にも秘密があるようで……?
郭氏の三男坊。皇太子の乳兄弟で武官。追放前の珠麗を面白がっていた。
後宮の選抜を受けている少女。なぜか珠麗を盛り立てようとしていて……?
肩書は純貴人(じゅんきじん)。年嵩だが教養深い女性。
追放前の主人公の妹分だった。現在18歳。書画が得意で勝気。
白泉宮の預かる妃の一人。舞が得意で内気な性格をしている。
「女官たちの父」たる宦官の長、太監長。宮廷で大きな権力をもっている。
~~~~あらすじ~~~~
おデブな体型と騙されやすい性格から、中級妃にもかかわらず「白豚妃」と見下されていた珠麗(じゅれい)は、ある事件で濡れ衣を着せられ、後宮を追放されてしまう。
身一つで花街、貧民窟をさすらった彼女は、その逞しさでなんとか生き延びたものの、すっかり擦れた性格に。
それでも仲間を得て、貧民窟でそれなりに楽しく過ごしていた彼女だが、ある日、後宮継承のための強制収容に巻き込まれて、今度は女官・兼最下級妃候補として後宮に舞い戻ってきてしまった。
二度と後宮の敷居を跨がないことを条件に死刑を免れたのに、後宮にいることがばれたら、今度こそ処刑されてしまう――。
慌てて後宮を逃げ出そうとする珠麗だが、周囲は彼女の正体に気付かない。
なぜなら、ハードな生活のせいですっかり可愛げを失った珠麗は、同時に脂肪も失って、絶世の美女に変貌していたからである。
さらには花街や貧民窟で培った反社会的スキルが光り、本人の意思とは裏腹に、上級妃候補に躍り出てしまう。
貧民窟の仲間・礼央(りおう)が助けに来てくれるものの、その頃には、昔の妃嬪仲間や、皇太子までもが、すっかり珠麗に執着しはじめ……?
「いや、私、殺されたくないんですけど!?」
かつて自分を陥れた敵の魔の手をかわしつつ、珠麗は無事に後宮を脱出することができるのか?