梟の月

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年05月21日
判型:
文庫判
ページ数:
272
ISBN:
9784041113332
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梟の月

  • 著者 小松 エメル
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年05月21日
判型:
文庫判
ページ数:
272
ISBN:
9784041113332

『一鬼夜行』シリーズの著者が描く、妖怪たちと先生が織りなす物語。

過去の記憶を喪い、妖怪たちの住む世界で目覚めた私は、いつしか彼らと暮らすことになった。妖怪たちに乞われ、物を教える「先生」となり、個性豊かな彼らとの生活を楽しむようになる。だが、どうして私はこの世界に来なくてはならなかったのだろうか。いつも私の傍から離れないアオバズクは、何か知っているのか。ある日、烏帽子を被った一つ目の妖怪が私の前に現れ、二つの月に触れれば、元の世界に戻れるというが……。 過去の記憶を喪い、妖怪たちの住む世界で目覚めた私は、いつしか彼らと暮らすことになった。妖怪たちに乞われ、物を教える「先生」となり、個性豊かな彼らとの生活を楽しむようになる。だが、どうして私はこの世界に来なくてはならなかったのだろうか。いつも私の傍から離れないアオバズクは、何か知っているのか。ある日、烏帽子を被った一つ目の妖怪が私の前に現れ、二つの月に触れれば、元の世界に戻れるというが……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

「梟の月」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 人は死の直前に走馬灯の様に己れの一生を思い浮かべると云うが…どうやら彼は何度も何度も同じ体験を繰り返すようだ。失った記憶の性でもあろうか?それとも彼本来の性格なのか、ぐずぐずしたやつだと頭に思い浮かべ 人は死の直前に走馬灯の様に己れの一生を思い浮かべると云うが…どうやら彼は何度も何度も同じ体験を繰り返すようだ。失った記憶の性でもあろうか?それとも彼本来の性格なのか、ぐずぐずしたやつだと頭に思い浮かべたとたん「ぐずぐずとはっきりしない自分が…」と云う文章が目に飛び込んできた。ここに描かれた先生と云うやつはぐずぐずと情けない奴で、おまけに妖怪達のお情けにすがって生きている。それは記憶を失って己れが見えないからでは無く自意識過剰で他人を拒絶してきたから…彼は人が存在しない妖怪の世に己れを縛り続けるのだろう。 …続きを読む
    sin
    2021年09月22日
    73人がナイス!しています
  • 妖怪の世界に迷い込んだ私。たった一人の人間が妖怪たちの「先生」となってようやく日常を生きていける私。最初は全く何もわからない、記憶のない彼がなぜ妖怪の世界にいるのか、いつもそばに寄り添ってくれる梟「朋 妖怪の世界に迷い込んだ私。たった一人の人間が妖怪たちの「先生」となってようやく日常を生きていける私。最初は全く何もわからない、記憶のない彼がなぜ妖怪の世界にいるのか、いつもそばに寄り添ってくれる梟「朋」の存在とは、人間界と妖怪界を繋ぐという二つの月には一体どんな秘密が、何より彼は誰なのか。躓くような不思議な物語展開。進むと今を置いて過去になり、昔を覗くと現在で目覚める。驚くほど私の感情が薄くて、だからこそ妖怪と私の関係が成り立つ。私に呼びかける声、私の無意識、私の記憶…。妖怪に関わる感覚に優れた作品だ。 …続きを読む
    えみ
    2025年08月24日
    41人がナイス!しています
  • 不思議で幻想的な話。記憶をなくした男が妖怪の世界に。男に寄り添うのは梟。繰り返される場面は過去?それとも未来? 不思議で幻想的な話。記憶をなくした男が妖怪の世界に。男に寄り添うのは梟。繰り返される場面は過去?それとも未来?
    アリス
    2021年09月13日
    28人がナイス!しています

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