梟の月

梟の月

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年04月27日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784041061732

梟の月

  • 著者 小松 エメル
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年04月27日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784041061732

妖怪の棲む世界にやってきた私は、いったい何者なのだろうか?

過去も記憶も喪い、妖怪の世で目が覚めた私は、かわいらしい妖怪達に囲まれ文字を教える「先生」として生活していた。いつも傍らにいるのは、私を知っているらしいアオバズク。私はいったいなぜこの世界にきたのか。 過去も記憶も喪い、妖怪の世で目が覚めた私は、かわいらしい妖怪達に囲まれ文字を教える「先生」として生活していた。いつも傍らにいるのは、私を知っているらしいアオバズク。私はいったいなぜこの世界にきたのか。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「梟の月」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 記憶を失った私は目覚めると妖怪達の暮す世界に…ここに来る前に…なにか大切なものを…なにか悲しい出来事が…はっきりしない記憶…フラッシュバックする様に蘇る会話…「先生の嘘吐き!酷い人…」大切な愛しい誰かからそ 記憶を失った私は目覚めると妖怪達の暮す世界に…ここに来る前に…なにか大切なものを…なにか悲しい出来事が…はっきりしない記憶…フラッシュバックする様に蘇る会話…「先生の嘘吐き!酷い人…」大切な愛しい誰かからそう言われた様な気が…人間を決して歓迎はしていない妖怪達…でも、何となく…知る様な知らぬ様な…微妙に親切で可愛らしい(笑)たどり着いたあばら家で妖怪達に字を教え…こっちでもあっちでも“先生”と呼ばれる私はいったい…何度も何度も溺れかけ…幾度も幾度も夢を見て…気が付くとまたここに…幻想的で切ない物語でした。 …続きを読む
    ダミアン4号
    2019年06月30日
    61人がナイス!しています
  • ゴッドエメルの長編、初読みです。決戦シリーズでの短編読んだ時は、イメージより骨太の感じがしましたが、こちらは良くも悪くも女性らしいイメージ通りの作品でした。妖怪界(?)にやってきたひとりの男の話ですが、 ゴッドエメルの長編、初読みです。決戦シリーズでの短編読んだ時は、イメージより骨太の感じがしましたが、こちらは良くも悪くも女性らしいイメージ通りの作品でした。妖怪界(?)にやってきたひとりの男の話ですが、柔らく幻想的な世界観、そして物悲しさ漂う不思議な連作短編集でした。 …続きを読む
    たいぱぱ
    2019年06月02日
    60人がナイス!しています
  • なんとも幻想的で不思議な物語だった。同じ情景が何度もリフレインする。リフレインする毎におぼろげながら、主人公の背景が読めてくる。梟の正体が透けてくる。ラストは、ハッピーエンドなのか?それとも、まだ、醒 なんとも幻想的で不思議な物語だった。同じ情景が何度もリフレインする。リフレインする毎におぼろげながら、主人公の背景が読めてくる。梟の正体が透けてくる。ラストは、ハッピーエンドなのか?それとも、まだ、醒めやらぬ夢の途中か?捉えどころのない物語でした。 …続きを読む
    ぽろん
    2018年05月23日
    39人がナイス!しています

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