新宿特別区警察署 Lの捜査官

新宿特別区警察署 Lの捜査官

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年11月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784041098875

新宿特別区警察署 Lの捜査官

  • 著者 吉川 英梨
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年11月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784041098875

全く新しい『女』の警察小説!新宿歌舞伎町と二丁目で発生の猟奇事件に挑む

まったく新しい、『女』の警察小説!

子持ちの女性幹部と、「警察官らしくない」レズビアンの部下が、
新宿歌舞伎町と二丁目で起こった猟奇事件に挑む!

歌舞伎町、新宿二丁目、三丁目を管轄する「新宿特別区警察署」。その担当区域の地図上の形から、「新宿L署」と呼ばれている。
その「L署」に本日着任の新井琴音警部は、小3の息子のインフルエンザで初出勤すら危ぶまれていた。
夫の敦は警視庁本部捜査一課の刑事だが、琴音のほうが階級は上で、夫婦仲はぎくしゃくしている。
大幅に遅刻しつつも琴音がなんとかL署に到着した途端、個性的な服装の女性部下・堂原六花巡査部長から管内で殺人事件が発生と聞く。
歌舞伎町のホテルで全裸の中年女性の遺体が発見され、その女性の息子がノコギリを持ち逃走中というのだ。
琴音は、レズビアンであることをカミングアウトしている六花から、L署が管轄するこの独特な界隈の歴史や情報を聞き、捜査に入る。
その夜、二丁目のショーパブで六花に会った敦だが、上階のイベントスペースで無差別殺傷事件が発生。犯人はその場で自殺したが……。

母であり妻であり警察署幹部である琴音と、レズビアンの異色捜査官として男性中心組織の中で闊歩する六花。
L署の他の面々と共に、事件解決に向けて奮闘する!


いまの世の中の、全ての「生きにくい」と思っている方々に読んで欲しい――(著者より)。
猟奇事件の捜査を縦糸に、二人の女性刑事の生き様を横糸に、エンタメ性たっぷりの物語の中、現代日本を生きるうえでの「息苦しさ/生き苦しさ」をリアルに抉っていく、新しいタイプの警察小説です!
まったく新しい、『女』の警察小説!

子持ちの女性幹部と、「警察官らしくない」レズビアンの部下が、
新宿歌舞伎町と二丁目で起こった猟奇事件に挑む!

歌舞伎町、新宿二丁目、三丁目を管轄する「新宿特別区警察署」。その担当区域の地図上の形から、「新宿L署」と呼ばれている。
その「L署」に本日着任の新井琴音警部は、小3の息子のインフルエンザで初出勤すら危ぶまれていた。
夫の敦は警視庁本部捜査一課の刑事だが、琴音のほうが階級は上で、夫婦仲はぎくしゃくしている。
大幅に遅刻しつつも琴音がなんとかL署に到着した途端、個性的な服装の女性部下・堂原六花巡査部長から管内で殺人事件が発生と聞く。
歌舞伎町のホテルで全裸の中年女性の遺体が発見され、その女性の息子がノコギリを持ち逃走中というのだ。
琴音は、レズビアンであることをカミングアウトしている六花から、L署が管轄するこの独特な界隈の歴史や情報を聞き、捜査に入る。
その夜、二丁目のショーパブで六花に会った敦だが、上階のイベントスペースで無差別殺傷事件が発生。犯人はその場で自殺したが……。

母であり妻であり警察署幹部である琴音と、レズビアンの異色捜査官として男性中心組織の中で闊歩する六花。
L署の他の面々と共に、事件解決に向けて奮闘する!


いまの世の中の、全ての「生きにくい」と思っている方々に読んで欲しい――(著者より)。
猟奇事件の捜査を縦糸に、二人の女性刑事の生き様を横糸に、エンタメ性たっぷりの物語の中、現代日本を生きるうえでの「息苦しさ/生き苦しさ」をリアルに抉っていく、新しいタイプの警察小説です!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 貝女
第二章 スカーレット
第三章 浴室の美女
第四章 三つ編み
第五章 椎茸
第六章 愛と蛇

「新宿特別区警察署 Lの捜査官」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 楽しい読書だった。同性愛、トランスジェンダー、LGBTQXを扱った小説。子育ては女がすべき、女は三歩下がって男を立てて…男尊女卑な伝統を主張する人々と、ビアンをカミングアウトする女刑事がぶつかり合う。子供の 楽しい読書だった。同性愛、トランスジェンダー、LGBTQXを扱った小説。子育ては女がすべき、女は三歩下がって男を立てて…男尊女卑な伝統を主張する人々と、ビアンをカミングアウトする女刑事がぶつかり合う。子供の性自認を認められない毒親、旧来の価値観を堅持しようとする右翼団体も登場し事件は混迷。色々考えるきっかけになったし、自分の知らない世界であることは間違いないが、想像を超えたという驚きは感じられなかった。 …続きを読む
    absinthe
    2021年03月10日
    217人がナイス!しています
  • これは琴音が主人公なのか?レズビアンの部下・六花が軽やかで目を惹いた。新任の警部・琴音が着任早々から事件に追われるところから始まる吉川さんの新作。夫は琴音より階級が下の警視庁捜一の刑事であり、二人の間 これは琴音が主人公なのか?レズビアンの部下・六花が軽やかで目を惹いた。新任の警部・琴音が着任早々から事件に追われるところから始まる吉川さんの新作。夫は琴音より階級が下の警視庁捜一の刑事であり、二人の間には小3の一人息子がいる。事件を追いながら妻、母、仕事における自分自身の『生きにくさ』を抱える琴音と対比するような六花との絡みはなかなか面白い。事件は何ともな真相が傷ましくて腹立たしくてだったが、LGBTについて考えさせられる本作。これはシリーズ化されるのだろうな。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2020年12月16日
    183人がナイス!しています
  • 舞台は歌舞伎町はじめ新宿の歓楽街のみを管轄する新しい所轄署「通称L」。LGBTや性的マイノリティが絡む事件を本筋に、根深い男尊女卑、毒親の呪縛、働く女性の仕事と家庭の両立など、シビアなテーマがふんだんに盛 舞台は歌舞伎町はじめ新宿の歓楽街のみを管轄する新しい所轄署「通称L」。LGBTや性的マイノリティが絡む事件を本筋に、根深い男尊女卑、毒親の呪縛、働く女性の仕事と家庭の両立など、シビアなテーマがふんだんに盛り込まれている。階級が下の夫との根本的なズレに憤り苦悩する琴音と、レズビアンを公言し、人の心の動きに聡い部下の六花。キャラ立ちもさることながら、二人それぞれのバックボーンが物語の核となっている為、事件の顛末にも説得力が増した印象。巻末の参考文献の多さに吉川さんの意気込みが感じられた。続編はあるのだろうか。 …続きを読む
    🐾Yoko Omoto🐾
    2021年02月19日
    123人がナイス!しています

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